海外旅行やビジネスでユーロに両替する際、為替レートの数字が並んでいて「結局どっちが得なの?」と迷ったことがある方も多いのではないでしょうか。この記事では、日本円からユーロに換金する際のレートの見方や、損をしないための選び方について、初心者にもわかりやすく解説します。
為替レートの基本:「TTS」「TTB」「仲値」とは?
両替所や銀行では通常、2種類のレートが表示されています。たとえば、TTS(対顧客電信売相場)やTTB(対顧客電信買相場)といった表記です。TTSは円をユーロに換えるときのレート、TTBはユーロを円に戻すときのレートです。
たとえば「1ユーロ=173.45円」の場合、あなたが1ユーロを手に入れるには173.45円が必要という意味になります。つまり、数字が小さいほど少ない円でユーロを買えるのでお得なのです。
170.94円と173.45円、どちらが得か?
このケースでは、1ユーロ=170.94円のレートの方が圧倒的にお得です。単純に、同じ1ユーロを手に入れるために、より少ない日本円で済むからです。
実際に比較してみましょう。たとえば3万円分ユーロに換金する場合。
レート | 受け取れるユーロ |
---|---|
173.45円 | 約173ユーロ |
170.94円 | 約175.5ユーロ |
たった数円の違いでも、金額が大きくなるほど差が出ます。
両替時に注意すべき3つのポイント
- 為替手数料を確認する:表示レートに手数料が含まれていない場合もあるため注意が必要です。
- リアルタイムの為替レートとの差を知る:外貨両替所のレートは、市場レートよりも上乗せされていることが多いです。
- 空港やホテルは割高:利便性はありますが、手数料が高めに設定されていることが多いです。
オンライン両替やキャッシュレス両替という選択肢
最近では、WiseやRevolutなどの低手数料のオンライン両替サービスも利用されています。これらはリアルタイムに近いレートで両替ができるため、現地通貨の引き出しに便利です。
また、キャッシュレス決済が進んでいる欧州では、クレジットカードやデビットカードでそのままユーロ建てで決済する方が結果的にお得な場合もあります。
まとめ:レートは「小さいほどお得」が基本
日本円からユーロに換金する際は、「1ユーロあたりいくらの日本円が必要か」を示す数字を見て、なるべくその数字が小さいところで両替しましょう。さらに、手数料やレートの条件を比較して、最もコストを抑えられる方法を選ぶことが重要です。
ちょっとした知識と工夫で、旅先や出張先で使えるユーロを増やすことができます。ぜひ活用してみてください。

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