UFJ銀行のつみたてNISAで選びたい注目ファンドと資産配分の見直しポイント

資産運用、投資信託、NISA

つみたてNISAで資産形成を続ける中、マーケットの急落や保有ファンドの評価額に一喜一憂するのは、多くの投資家に共通する体験です。すでに「eMAXIS Slim」シリーズを中心にバランス良く保有されている方でも、「他におすすめの銘柄は?」という視点から、ファンドの入れ替えや追加を検討したくなる時期があります。今回は、既存の運用内容を整理しつつ、2025年以降も注目すべきファンドや見直しポイントを紹介します。

現行ポートフォリオの評価とバランス

現在のポートフォリオは次の4本で構成されています。

  • 野村6資産均等バランス
  • eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

この構成は、日本株・米国株・グローバル株式・バランス型を分散しており、非常にバランスのとれた配分といえます。特に「オールカントリー」と「S&P500」は重複する部分も多いですが、長期的な視点では補完関係にあります。

新たに検討できるおすすめファンド3選

もし今後さらにリスク分散や特色ある投資を目指すのであれば、次のファンドを検討してもよいでしょう。

  • iFreeNEXT NASDAQ100インデックス:米国グロース株中心で、S&P500よりもハイリスク・ハイリターン傾向。
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス:オールカントリーから新興国を除いた構成で、新興国に不安がある方に最適。
  • ニッセイ グローバルリートインデックス:不動産セクターに分散を広げたい場合の選択肢。REITでインフレ耐性を意識したい人に。

これらはすべて低コストで長期保有に適したファンドであり、つみたてNISAの非課税制度との相性も良好です。

ファンド追加の前に「重複投資」に注意

オールカントリーとS&P500の両方を保有していると、米国株の比率が自然と高くなります。さらにNASDAQ100などを追加すれば、米国への集中度がさらに高まります。

資産の重複を避けるためにも、各ファンドの構成比や地域割合をしっかりと確認することが大切です。

バランスファンドの役割を見直す

「野村6資産均等バランス」は株式・債券・REITなどを均等に保有することでボラティリティを抑える設計ですが、債券比率の影響でリターンは控えめになります。

もし投資期間がまだ長く(10年以上)あるのであれば、より株式比率の高いファンドに資金を振り分けるという戦略もあります。

評価損益に左右されず「積み続けること」が重要

元本割れの経験があったとしても、それを理由に積立を止めるのは得策ではありません。市場は常に波を描いて推移し、過去のショック後も長期的には回復してきました。

実際、2020年のコロナショックや、2022年のインフレショックを経て、2024年にはオルカンやS&P500も史上最高値圏に戻っています。時間と継続がリターンを生む土台です。

まとめ:良いポートフォリオに少しの工夫を加える

すでに非常に優れた構成でつみたてNISAを運用されている方にとって、追加のファンドは必須ではありません。ただし、今後の市場環境や投資スタイルの変化を見据え、「分散」や「テーマ別投資」を意識した補強もひとつの選択肢です。

今後も焦らず、長期投資の基本に忠実に、粘り強く資産形成を継続していくことが最大の成功要因となるでしょう。

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