株主優待の人気銘柄として知られる「物語コーポレーション（焼肉きんぐ）」などを保有して、優待を受け取りたいと考える個人投資家は多く存在します。しかし、権利確定のタイミングを誤ると、せっかく購入しても優待が得られないというケースがあるため注意が必要です。この記事では、株主優待の権利を得るための具体的なタイミングと、夜間取引（PTS）での購入が間に合うかどうかについてわかりやすく解説します。
株主優待の権利を得るには「権利付き最終日」の保有が必要
株主優待や配当を受けるためには、権利付き最終日（通常は権利確定日の2営業日前）に株を保有していることが必要です。
たとえば、物語コーポレーションの権利確定日が6月28日である場合、6月26日が「権利付き最終日」となります。この日の取引終了時点（15:30）までに株を保有していれば、優待の権利が得られます。
15:30を過ぎたらPTSで購入しても間に合うのか？
通常、東京証券取引所の取引は15:30に終了します。その後のPTS（私設取引システム）は夜間も株を売買できますが、PTSでの購入は「翌営業日の取引」として扱われるため、権利付き最終日を過ぎた後にPTSで購入しても、すでに権利が確定しているため優待の対象にはなりません。
つまり、15:30以降にPTSで買っても株主優待は得られません。保有履歴の反映が翌営業日扱いとなるためです。
どうすれば優待の権利を確実に得られるのか
優待や配当の権利を得るには、権利付き最終日の15:30までに購入を完了し、その株を保有し続けていることが絶対条件です。
たとえば、優待狙いで物語コーポレーション株を買いたい場合、次回の権利付き最終日をあらかじめ調べておき、その日までに現物で株を購入しておく必要があります。
誤解されやすいポイント：権利落ち日の売買
権利付き最終日を過ぎた翌営業日は「権利落ち日」と呼ばれます。この日以降に株を買っても、すでに配当や優待の権利は落ちているため、何も得られません。
逆に、権利付き最終日に株を保有していれば、権利落ち日に売却しても配当・優待の権利は維持されます。これはPTS取引も同様です。
次回以降のチャンスを逃さないために
株主優待を確実に得たい場合は、「いつが権利付き最終日か」を証券会社のカレンダーや公式IR情報で早めにチェックしておくことが重要です。人気銘柄は直前に株価が上昇することもあるため、早めの仕込みも検討しましょう。
また、証券会社によっては「株主優待検索」や「権利付き日カレンダー」などの便利な機能を提供しているので、積極的に活用することをおすすめします。
まとめ：PTSでは優待権利は得られない、次回に向けた備えを
物語コーポレーションなどの株主優待を得たい場合、「権利付き最終日」の15:30までに株式を保有していることが必要です。PTSなどで夜間に購入しても、権利落ち日扱いとなり、優待は得られません。
今すぐの取得はできなくても、次回のチャンスに向けて準備をしておけば、無理なく優待を獲得できます。証券会社のツールを活用しながら、余裕を持った計画的な投資を心がけましょう。
こんにちは！利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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