「武田製薬の持ち株が気づいたら500株から300株になっていた…」そんな経験をすると不安になりますよね。本当の理由は何なのか、企業が株式分割や併合を行ったのか、それともご自身の取引履歴に原因があるのか。本記事では、株数が減少する可能性のある背景と、ご自身で確認すべき手順をわかりやすく解説します。
株数が減る理由①:株式併合(逆分割)の可能性
株式併合(逆分割)とは、株式をまとめて少ない株数にし、株価を調整する制度です。例えば1株を2株分として1株に併合すると、株数は半分になります。
しかし、武田薬品では最近、株式併合(逆分割)は実施されておらず、筆記上も配当や分割のアナウンスはありませんでした :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
株数減少理由②:自社株買いや株式報酬の影響?
武田薬品は自社株買いを頻繁に実施しており、2025年4月にも約1億2千万株を市場から取得しました :contentReference[oaicite:1]{index=1}。ただし、これは市場全体の株数に影響するものの、個人の保有株数が自動で減るものではありません。
また、役員報酬として株式報酬制度があるものの、これも株主の個別保有株数に直接影響するものではありません :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
株数が減る原因③:取引ミスや約定取消、売却漏れ
最も可能性が高いのは、ご自身の取引履歴に何らかの原因がある場合です。例えば。
- 意図せず一部売却していた
- 株式の約定が取り消された
- 信用売りなど取引形態による株数調整
まずは証券会社の取引履歴を確認し、売買の履歴と株数変動が一致していないか確認しましょう。
確認ステップ:まずは「銘柄別残高」から追跡を!
具体的には以下の順序でチェックするのがおすすめです。
- 証券会社のマイページで「銘柄別残高」を確認
- 対象期間の取引履歴(売買・約定状況)を印刷または保存
- 企業ニュースリリースに株式併合や分割の告知がないか調査
- 不一致があれば証券会社に照会
このように調査することで、株数減少の原因が明らかになりやすくなります。
それでも不明なときの対応方法
取引履歴や企業発表で原因が見つからない場合は、証券会社のカスタマーサポートに直接問い合わせましょう。問い合わせ時には、口座番号・銘柄コード・取引日などを準備するとスムーズです。
必要に応じて金融庁や日本証券業協会への相談も検討できますが、まずは証券会社への確認が最善策です。
まとめ:株数が減ったらまずは落ち着いて原因を追うことが重要
持ち株が減っていると不安になりますが、武田薬品では最近逆分割は行われていません。また、自社株買いや株式報酬も株数減少の直接原因にはなりません。
まずは取引履歴と企業発表を確認し、不明な点があれば証券会社に問い合わせるのが最も確実な対応です。

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