老後資金を増やす方法として、ドル建ての保険商品と新NISAでの投資信託が注目されています。今回は第一フロンティア生命の「プレミアプレゼント4」と、新NISAでの積立投資(例:オルカン)を比較し、それぞれのメリット・リスクをわかりやすく解説します。
プレミアプレゼント4とは?仕組みと利回り
「プレミアプレゼント4」は外貨建ての一時払終身保険で、一定期間積立利率が固定される設計です。2025年6月時点では次のような条件です。
- 払込額:200万円(円)
- 積立利率:5.49%(30年保証)
- 実質利回り:5.01%
- 為替レート:1ドル=145円
30年後には「換算レートが変動しなければ」約400%の解約返戻金になる設計です。
ドル建て保険が“やめとけ”と言われる理由
ドル建て保険には確かに高利回りの魅力がありますが、いくつかの注意点があります。
為替リスク:円高が進めば、返戻金の円換算額が大幅に目減りする可能性があります。
途中解約リスク:途中解約時は元本割れのリスクが高く、30年保有し続ける前提での運用です。
手数料の不透明さ:保険商品は手数料が明示されないことが多く、運用効率が下がることも。
新NISA × オルカンの特徴と成長可能性
新NISAは年間360万円の非課税投資枠があり、「つみたて投資枠(120万円)」と「成長投資枠(240万円)」を自由に活用可能です。
オルカン(全世界株式)などのインデックスファンドは低コストで、長期成長が期待されます。30年積立で年利5%なら、毎月3万円積立×30年で元本1,080万円→評価額2,490万円程度に成長する可能性もあります。
実例で比較:200万円を30年運用した場合
運用方法 | 30年後の金額(目安) | リスク要素 |
---|---|---|
プレミアプレゼント4 | 約800万円(為替145円維持時) | 為替変動・途中解約不可 |
新NISA+オルカン(年利5%想定) | 約864万円(再投資含む) | 相場変動リスク |
30年という長期での運用では、為替変動リスクの少ない日本円建ての資産形成が安心と考える人も多いです。
目的とリスク許容度で選ぶべき
プレミアプレゼント4は、「絶対に30年持ち続けられる」「外貨を持ちたい」人には向いています。
一方で、新NISAは「毎月の積立でコツコツ投資したい」「柔軟に資産を動かしたい」人に向いています。税制面でも、新NISAは運用益・売却益が非課税になるメリットがあります。
まとめ:ドル建て保険と新NISA、どちらがいい?
・ドル建て保険は利回りが魅力だが、為替リスクと流動性リスクに注意。
・新NISAは柔軟性と非課税メリットがあり、長期投資の基本に合致。
・老後資金として30年放置できるなら保険もありだが、インフレ・為替の影響を考えると、新NISAの方が合理的な選択となる可能性も高い。
・最終的には「リスクをどこまで受け入れられるか」「運用中の柔軟性を重視するか」で選びましょう。

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