投資信託をSBI証券で積立している方の中には、ボーナス月に金額を増額する「ボーナス設定」を利用している方も多いでしょう。しかし、銀行引き落としサービスを併用している場合、実際の注文日に間に合わず「予定通りの積立が行われない」リスクがあることをご存じですか?この記事では、その原因と対策を詳しく解説します。
銀行引き落としサービスとボーナス積立のタイムラグ問題
通常、SBI証券の銀行引き落としサービスは、毎月14日頃に引き落としを行い、実際に買付余力に反映されるのは当月末です。つまり、たとえば7月1日にボーナス月の注文を設定しても、「次回引き落とし予定日:7月14日」「着金予定日:7月31日」となり、7月1日には資金が足りず注文失敗となる可能性があります。
これは、あくまで「買付余力に資金がある状態」でないと注文が成立しないSBI証券の仕様によるもので、クレカ積立と違い、引き落とし後に自動で即反映されるわけではない点に注意が必要です。
ボーナス積立を確実に行う2つの対策
このズレを解消するために有効な方法は次の2つです。
- 方法1:ボーナス月積立の注文日を月末に設定する。例:7月28日や7月31日など。これにより、7月14日に引き落とされ、7月末に着金した資金で積立が可能となる。
- 方法2:ボーナス月の分だけ手動でスポット購入する。どうしても7月1日に積立したい場合、事前に自分で入金しておき、注文日に手動で買い付けることで対処可能。
いずれの方法も「自動で積立できない期間をどう補うか」がポイントになります。
なぜ積立注文日に資金が必要なのか?
クレカ積立と異なり、現金積立では「注文日当日の買付余力」が不足していると、注文そのものが失敗になります。SBI証券では「注文日→受渡日」までの一連の流れにおいて、注文時点で資金が不足していると処理がキャンセルされるため、引き落としサービスの反映タイミングとずれることで積立失敗が生じやすくなります。
注意点:ボーナス月の設定変更は早めに
ボーナス月積立の金額や注文日を変更したい場合は、変更が反映されるまでに最短で4〜5営業日ほどかかる場合があります。月末やボーナス直前のタイミングでは変更が間に合わない可能性があるため、最低でも前月中旬〜下旬には調整しておくのが安心です。
おすすめの積立スタイルは?
もし毎月積立+ボーナス月の運用を安定させたいなら、次のような運用が好ましいです。
- 毎月積立:銀行引き落としを継続
- ボーナス月:クレカ積立を併用する(楽天キャッシュなども検討可)
- それが難しい場合は、前月末までに証券口座へ自分で入金しておき、自動積立に備える
こうした工夫により、NISA枠のロスなく、計画的に積立が継続できます。
まとめ:資金の反映タイミングを理解し、積立エラーを防ごう
SBI証券の銀行引き落としサービスを使ってボーナス月積立を行う場合、注文日より後に資金が反映されるという落とし穴に注意が必要です。確実に積立したいなら、注文日を月末にずらすか、事前入金で対応するのがベストです。
うまくスケジュールを調整しながら、NISAやつみたて投資枠を有効活用していきましょう。

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