eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に10年積立した場合のシミュレーションと期待リターンの考え方

株式

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、長期積立に適した低コストかつ人気の高いインデックスファンドです。もし今から毎月10万円を10年間積み立てた場合、果たしてどの程度の利益が見込めるのでしょうか?本記事では、過去のデータをもとに将来リターンの「妄想」に近い形でシミュレーションしながら、期待される成果を考察します。

■10年間で積み立てる総額とシンプルな前提

まず、基本の前提条件を整理しましょう。

  • 積立金額:毎月10万円
  • 期間:10年間(120ヶ月)
  • 総投資額:10万円 × 120ヶ月 = 1,200万円

この金額が元本(投入資金)になります。

■S&P500の平均リターンから期待値を試算

米国株式(S&P500)の過去の平均年率リターンは概ね6~8%程度(インフレ調整後)。ここでは中間値の「年率7%」を想定してシミュレーションしてみます。

年利7%で毎月10万円積立した場合の10年後の試算:

  • 積立総額:1,200万円
  • 想定運用益:約570万円
  • 評価額合計:約1,770万円

つまり、約47%の利益が出るという想定です。

■利益を押し上げる「複利」と「ドルコスト平均法」

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に限らず、長期投資では複利効果が重要です。元本が運用益を生み、それも再投資されることで、時間が経つほど資産が加速度的に増えます。

さらに、毎月定額を投資することで高値づかみを避けられるドルコスト平均法も働き、リスク分散と安定的な資産形成が期待できます。

■過去の実例:実際に10年投資していた場合

2013年〜2023年にS&P500に積立投資していた場合、実際の年平均リターンは約11%前後ありました。この場合、1200万円の積立が2000万円を超えることも珍しくありません。

ただしこれはあくまで「過去の実績」であり、将来のリターンを保証するものではありません。

■注意点:あくまで予想。リスクもある

リターンの話をする際、忘れてはならないのがリスクです。市場が10年間低迷する可能性、想定外の暴落がある可能性もゼロではありません。ですが、S&P500は歴史的に長期で見れば右肩上がりの成長を続けてきました。

仮に年利3%程度であっても、最終評価額は1,400万円前後となり、利益200万円超が期待できる形になります。

■まとめ:長期積立なら1.5倍〜2倍も期待できる

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)への毎月10万円の積立は、10年間で1.5倍〜2倍弱のリターンが期待できるとされます。過去のデータに基づく予測では、最終的な資産額はおよそ1,700万〜2,000万円台になる可能性があります。

大事なのは市場に居続けること。コツコツと積み立てていくことで、未来の資産形成に大きな差が生まれるのです。

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