スマホでMT5(MetaTrader 5)を使ってFX取引を行う際、特にスキャルピングトレーダーにとって「すばやい決済」と「ローソク足のチャート表示」は極めて重要です。しかし、MT5アプリの操作に戸惑う初心者も多く、意外とその設定や機能が知られていません。この記事では、MT5スマホ版で快適なトレードを実現するための操作方法や設定を、初心者にもわかりやすく解説します。
MT5スマホ版でワンタップ決済を実現する方法
MT5アプリでは、「ワンタップトレード機能」を有効化することで、買い・売り・決済操作を一瞬で実行できます。
まず、MT5アプリのチャート画面右上にある「三点メニュー(︙)」から「トレード設定」に進み、「ワンタップトレード」をONにしてください。初回は利用規約への同意が必要です。
これでチャート画面に「Sell」「Buy」のボタンが表示され、ポジションを持った後は「×(決済)」ボタンで即時決済が可能になります。
「トレード」画面にチャートを表示させる方法
スマホ版の「トレード」タブには、デフォルトでローソク足チャートは表示されません。その代わり、「チャート」タブと「トレード」タブを素早く行き来できるように工夫することで、スムーズな取引が可能になります。
方法としては、チャートを表示させたい通貨ペアを選択しておき、下部タブで「チャート」→「トレード」を素早くスワイプして切り替えることで、実質的にチャートを見ながら操作する形に近づけられます。
また、MT5では「気配値」から対象の通貨ペアを長押し→「チャートを開く」でも直接チャートへ飛べます。
ローソク足チャートが消える?心電図のような線の正体
ローソク足が表示されず、心電図のような折れ線だけが出る場合、それは「ラインチャート」が選択されている状態です。
ローソク足に戻すには、チャート画面上の空白部分をタップ→「設定」→「ローソク足」を選択するだけです。この設定は通貨ペアごとに保存されるため、複数ペアでチャートを確認する際は都度確認しましょう。
スキャルピングで有利にするためのカスタマイズ設定
スキャルピングでは数秒〜数十秒のタイミングが命です。以下の設定をすることで快適性がぐっと向上します。
- ワンタップトレード:ON
- チャートの表示設定:ローソク足+移動平均線など必要なインジケーターを事前設定
- 注文時のデフォルトLot数を事前に設定(誤操作防止)
- アプリの通知を最小限にして動作を軽く保つ
これにより、決済に「何度も長押し」するような煩わしさから解放され、指一本で直感的にトレードできるようになります。
他にも便利な裏技・補足情報
・未決済ポジションをまとめて決済:スマホ版MT5では個別決済が基本ですが、EA(エキスパートアドバイザー)をPC版で設定し、スマホからは補助的に操作するのも1つの方法です。
・オーダーブックの活用:一部ブローカーでは、板情報(オーダーブック)をMT5上で確認でき、エントリーや決済の判断がしやすくなります。
まとめ:MT5スマホ版でもスピーディーなトレードは可能
MT5アプリは使い慣れれば非常に高機能であり、「ワンタップトレード機能」とチャートの正しい表示設定さえ行えば、スキャルピングにも対応できます。
ただし、反応速度や画面サイズの関係でスマホだけでの高頻度取引には限界もあるため、可能ならPCとの併用や、タブレットによる操作性向上も検討するとよいでしょう。正しく設定することで、ストレスの少ないトレード環境を構築できます。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント