株探でオニール成長株を見つけるには?無料版と有料版の違いと活用術を解説

株式

成長株投資の手法として知られる「オニール成長株投資法」は、CAN SLIMの7つの要素を重視することで有名です。日本株でもこの手法を活かしたスクリーニングを行いたいという投資家にとって、株探(kabutan)は有力な情報源のひとつです。本記事では、株探の無料版と有料版(プレミアム版)で、オニール銘柄の発見にどのような違いがあるのか、実際の機能比較と活用法を解説します。

オニール成長株投資法とは?

ウィリアム・オニールが提唱した「CAN SLIM」は、以下の7つの要素をもとに成長株を見極める手法です。

  • C:現在の収益の増加(Current Earnings)
  • A:過去の収益の増加(Annual Earnings)
  • N:新製品・新経営陣・新高値(New)
  • S:株式数の少なさ(Supply and Demand)
  • L:先導株であること(Leader or Laggard)
  • I:機関投資家の関心(Institutional Sponsorship)
  • M:相場の方向性(Market Direction)

これらの要素を元に、スクリーニングやチャート分析を行うことで、爆発的な成長が見込める株を発見しやすくなります。

株探無料版でできること

株探の無料版でも、決算情報、株価チャート、テクニカル指標、過去の業績推移など多くの情報が取得できます。CAN SLIMのCやAに該当する「四半期・年間のEPS成長率」なども確認可能です。

また、新高値銘柄一覧や値上がり率ランキングなどを使えば、N(New)やL(Leader)の観点でも候補を見つけることが可能です。

有料版で得られる優位性とは

有料版(プレミアム)は、以下のような点で優位性があります。

  • スクリーニング機能の高度化:売上・利益成長率、ROE、営業利益率など複数条件の組み合わせ検索が可能。
  • 直近の業績トレンド:企業の過去10期以上の業績推移や、経常利益の3年平均成長率なども見やすく整理。
  • 機関投資家動向の可視化:大量保有報告書、信用残なども充実し、I(Institutional Sponsorship)の要素も分析しやすい。

CAN SLIMを忠実に実践したい方にとって、有料版は非常に強力なツールになります。

オニール株の実例を株探で探す方法

例えば、「直近四半期の経常利益が前年比50%以上増加し、PERが20倍以下、新高値更新中」という条件でスクリーニングすると、C、A、Nを満たす成長株が見つかることがあります。

さらに、信用買い残が少なく、出来高増加中であれば、需給面(S)の条件にも合致し、Lの要素も満たしていると判断できることがあります。無料版でも条件に近い銘柄は見つかりますが、有料版では細かい数値調整と並び替えがスムーズにできます。

どちらを選ぶべきか?投資スタイルに合わせた選択

短期売買よりも、中長期の成長株投資を本気で行いたい方は、有料版の導入が合理的です。情報の網羅性と検索効率が大きく違います。

一方で、週末にじっくり調査し、数銘柄に絞って観察するスタイルの方であれば、無料版でも十分に活用可能です。特に決算タイミングでは、無料情報でも株価と業績の乖離をチェックできます。

まとめ:情報の深さと効率が違いを生む

株探は無料版でも非常に情報が豊富で、多くの投資家に支持されていますが、オニール成長株を本格的に探すには、有料版のスクリーニング機能が力を発揮します。CAN SLIMの7要素を意識した投資を行うなら、情報の精度と分析効率を求めてプレミアム版を検討する価値は十分にあるでしょう。

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