ビットコイン現物投資にスワップポイントはある?知らないと損する仮想通貨の取引コスト

外国為替、FX

仮想通貨、特にビットコイン(BTC)は、近年多くの個人投資家の関心を集めています。その中で、「スワップポイント」はFXやCFDでよく聞く用語ですが、ビットコインの現物取引でも発生するのか?という疑問を持つ方も多いようです。本記事では、ビットコインの取引形態によるコストの違いや、スワップポイントの仕組みについてわかりやすく解説します。

スワップポイントとは何か?

スワップポイントとは、FX(外国為替証拠金取引)などの取引でポジションを翌日に持ち越した際に発生する、2国間の金利差調整のことです。高金利通貨を買って保有しているとプラスのスワップ(金利収入)を得られ、逆に低金利通貨を買っているとマイナスのスワップ(金利コスト)が発生します。

たとえば、米ドル/円で米ドルを買って保有すれば、円よりも高金利の米ドル分の金利がもらえる可能性があります。これは「建玉を保有することに対して課される金利的コスト(または利益)」という仕組みです。

ビットコインの現物取引ではスワップポイントは発生しない

結論から言うと、ビットコインを現物で購入した場合、スワップポイントは発生しません。理由は単純で、現物取引は「その時点で資産を所有する」ため、FXやCFDのような「借りた資金でポジションを持つ」仕組みとは異なるからです。

つまり、ビットコインの現物投資では長期保有しても、建玉維持にかかる金利コストは発生しません。この点は、取引コストを抑えて投資したい人にとって大きなメリットとなります。

では、なぜ一部で「ビットコインにスワップがある」と誤解される?

それは、ビットコインの取引形態には「証拠金取引(レバレッジ取引)」があるからです。たとえば、仮想通貨取引所でレバレッジをかけた取引をすると、ポジションの保有期間に応じて資金調達料(Funding Rate)が発生します。

これはFXにおけるスワップに似た仕組みで、「借りた資金」に対するコストという位置づけです。そのため、「現物取引=スワップなし」「レバレッジ取引=類似のコストあり」と覚えると混乱が避けられます。

実際の取引所での比較:スワップ有無の確認ポイント

以下は、国内の主要取引所での違いをまとめた表です。

取引所 取引形態 スワップ相当コスト
コインチェック 現物 なし
GMOコイン レバレッジ取引 あり(建玉手数料)
bitFlyer 現物 なし
Binance(海外) 先物・レバレッジ Funding Rateあり

日本国内の現物取引所を利用している場合、基本的にスワップポイントに類する費用は発生しないため、初心者には現物取引がおすすめです。

ビットコインを現物で保有するメリット

  • スワップコストがかからない(保有に対する日々のコストがない)
  • 長期投資に向いている(複利効果や税制上の優遇を狙える)
  • 現物資産として保有感がある(所有実感と管理の自由度)

ただし、現物には盗難・紛失リスクや取引所のハッキングリスクがあるため、セキュリティ面の配慮も忘れずに

まとめ:スワップが気になるなら現物投資を選ぼう

ビットコイン投資において、「スワップポイントが気になるけれど、なるべくコストを抑えて始めたい」という方には、現物投資が適しています。スワップポイントや資金調達料といったコストが発生せず、長期保有による資産形成が狙いやすくなります。

ただし、取引形態によってコスト構造が異なる点はよく理解し、自分の投資目的やスタイルに合った選択をすることが大切です。

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