高校生でも始められる新NISA入門|少額から投資を始める方法とおすすめ銘柄

資産運用、投資信託、NISA

新しいNISA(少額投資非課税制度)は2024年から制度が刷新され、未成年でも18歳になれば利用できるようになりました。投資に興味を持つ高校生や若い世代にとっては、将来の資産形成をスタートさせる大きなチャンスです。この記事では、少額から新NISAを活用する方法と、おすすめの銘柄について解説します。

新NISAの基礎知識:いくらから始められる?

新NISAは非課税で運用できる投資制度で、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つがあります。高校生が初めて投資を始める場合、少額から始めやすい「つみたて投資枠」がおすすめです。

たとえば、月1,000円〜3,000円程度から始められる投資信託も多く、バイト代の一部を活用して無理なく始められます。証券口座は未成年のうちは親権者の同意が必要なので、事前に家族と相談しましょう。

なぜ新NISAは若いうちから始めるべきなのか

投資は「時間」を味方にすることが重要です。若いうちから始めることで、複利の効果を最大限に活かすことができます。

たとえば、毎月5,000円を年利5%で20年間運用すれば、元本120万円に対して約80万円の利益が期待できるという試算もあります。長期的な視点でコツコツと積み立てることが、経済的な自立につながります。

高校生におすすめの投資信託・ETF

初心者に人気のある商品として、以下のようなインデックスファンドがあります。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):世界中の株式に分散投資できる
  • SBI・V・S&P500インデックスファンド:米国大型株中心の成長を狙える
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド:米国全体に幅広く分散

これらは、つみたて投資枠で購入でき、長期的な資産形成に向いています。

株主優待が魅力の個別銘柄も検討したい

成長投資枠では個別株への投資も可能です。特に若年層に人気のある株主優待付きの銘柄には以下のようなものがあります。

  • すかいらーくホールディングス(3197):食事券優待が魅力
  • イオン(8267):買い物のキャッシュバック優待
  • オリックス(8591):カタログギフト優待 ※将来的に廃止予定

いずれも10万円前後の投資で購入できる銘柄もあり、少額投資にも適しています。

未成年者の口座開設と注意点

17歳の高校生が投資を始めるには、証券会社によっては親の同意書や同席が必要です。NISA口座自体は18歳以上でなければ開設できないため、今は「準備期間」として証券口座を作っておくのもよいでしょう。

また、投資にはリスクも伴うため、価格変動による損失が出る可能性があることをしっかり理解しておく必要があります。

まとめ:未来の自分のために、今から投資の準備を

新NISAは、少額から始められ、税制上のメリットも大きい制度です。高校生のうちに投資の基本を学び、少しずつ資産形成の意識を持つことは将来の大きな強みになります。

家族と相談しながら、まずは情報収集とシミュレーションからスタートしてみましょう。将来の自分への最高のプレゼントになります。

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