株式取引や米国株の積立投資を行う中で、利益や損失、そして源泉徴収税額の確認はとても重要です。特に確定申告や損益通算の判断材料として、正確な情報の取得は欠かせません。この記事では、PayPay証券(旧One Tap BUY)で譲渡損益や源泉徴収税額を確認する方法とその仕組みについて、わかりやすく解説します。
PayPay証券での損益確認の基本
PayPay証券では、アプリおよびWebサイトから取引履歴や税関連書類を確認することができます。特に年間取引報告書は、譲渡損益と源泉徴収税額が一目でわかる重要な資料です。
毎年1月下旬から2月上旬ごろ、前年分の年間取引報告書がダウンロードできるようになります。これを使って確定申告書類の作成も可能です。
譲渡損益・税額の確認手順(スマホアプリ編)
スマートフォンアプリから確認するには以下の手順で進みます。
- アプリにログイン
- 右下の「メニュー」をタップ
- 「取引履歴」または「報告書類」を選択
- 「年間取引報告書」や「特定口座年間取引報告書」をダウンロード
これにより、株式売買による損益や税額を確認できます。また、源泉徴収あり口座を選んでいる場合、税金が自動的に差し引かれていることが記載されています。
Web版での確認方法
PCやブラウザで確認する場合も、手順はほぼ同じです。
- 公式サイトにログイン
- 「メニュー」内の「お知らせ・報告書類」へ移動
- 該当年の「年間取引報告書(PDF)」をクリックしダウンロード
この書類には、譲渡損益額、源泉徴収所得税、住民税が記載されており、確定申告にもそのまま使用できます。
書類の見方と注意点
年間取引報告書の中には、以下のような情報が含まれます。
- 譲渡損益:株式を売却して得た利益(または損失)
- 源泉徴収税額:利益に対して自動で引かれた税金
- 配当金:課税対象となる国内外配当収入
たとえば、ある年に50,000円の利益が出ていた場合、15.315%の所得税および5%の住民税が差し引かれ、合計で約10,000円ほどの税金が源泉徴収として記載されるケースがあります。
確定申告が必要なケースとは
源泉徴収ありの特定口座を利用している場合、多くのケースで確定申告は不要です。ただし、次のような場合は申告を検討しましょう。
- 他の証券会社の口座で損益通算を行いたい
- 年間で20万円以上の配当や利益がある(給与所得者の場合)
- 医療費控除やふるさと納税とあわせて還付申告をしたい
なお、「源泉徴収なし口座」の場合は、年間の取引内容をすべて確定申告で申告する必要があります。
まとめ:確認と管理を習慣化しよう
PayPay証券の譲渡損益や源泉徴収税額は、アプリまたはWebで簡単に確認できます。年1回の「年間取引報告書」は特に重要な書類であり、保存しておくことをおすすめします。
税務処理や資産管理において、正確な情報の確認と記録は非常に重要です。日頃からこまめに履歴をチェックする習慣をつけ、必要に応じて税理士や専門家に相談することも選択肢に入れましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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