知らぬ間に株数が減った?原因と確認ポイントを初心者向けに解説

株式

「株を売っていないのに保有株数が減っていた」――そんな状況に驚かれる初心者の方は少なくありません。本記事では、株式の保有数が突然減っていたときに考えられる原因や確認すべきポイントをわかりやすく解説します。

株数が減っている?まず確認すべき3つのポイント

株数が100株から65株に減っているようなケースには、いくつかの典型的な理由があります。以下をチェックしてみてください。

  • 株式併合が行われたかどうか
  • 端株(単元未満株)売却や精算処理が行われた可能性
  • 貸株サービスなどで株が移動された形跡

証券会社の取引履歴やIRニュース、通知メールをチェックしてみましょう。

よくある原因①:株式併合の実施

株式併合とは、保有株数を減らして1株あたりの価値を高める企業の施策です。たとえば「2株を1株に併合」すると、100株持っていた人は50株になる代わりに株価は2倍になります。

メッセージ例:
「当社は2024年12月1日を効力発生日として、5株を1株に併合いたしました」などと企業のIR情報に記載されている場合があります。

よくある原因②:端株の売却または整理

単元未満株(端株)は、売却や名義変更などの際に証券会社が自動処理を行うことがあります。例えば併合で「65.3株」になった場合、小数点以下は現金で支払われる仕組みになることがあり、その結果として「65株」だけ残っている状態になります。

こうした取引は通知メールや履歴に記載されているため、証券会社のマイページを確認しましょう。

よくある原因③:貸株サービスや特定口座外取引の可能性

楽天証券やSBI証券では、保有株を証券会社に貸し出す「貸株サービス」があります。この場合、見た目上は株数が変わったように見えることもあるため、「貸株残高」や「返却日」などを確認してみましょう。

また、同じ証券会社内でも口座の種類(特定口座、一般口座、NISA口座)によっては見かけ上分散して表示されることもあります。

過去の事例:実際にあった株数減少のケース

事例①:株式会社Xが10株→1株の併合を実施
100株保有していた投資家Aさんは、通知を見落としており「10株だけになった!」と驚いたそうです。実際には併合により株価が10倍になっており、保有資産額は変わっていませんでした。

事例②:楽天証券で端株処理が自動売却された
1.8株分が余り、証券会社から現金精算されたケース。株数は整数値に丸められ、通知メールが届いていました。

確認の流れ:まずは取引履歴とお知らせをチェック

自分の証券口座にログインし、以下を確認してみましょう。

  • 「取引履歴」「約定履歴」「貸株履歴」
  • 「IR通知」「口座内のお知らせ」
  • 「入出金履歴」(精算金の有無)

証券会社のサポート窓口に問い合わせれば、いつ何があったのかを詳細に教えてもらうことができます。

まとめ:驚かず、まずは証券口座で確認を

株数が減っている理由としては、株式併合や端株の処理が主な原因です。売っていない限り、資産が急に減ることは少なく、まずは落ち着いて証券会社の通知や履歴を確認しましょう。

初心者の方は、「お知らせメールを見逃さない」「IR情報を定期的に確認する」などの習慣をつけておくと安心です。

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