つみたてNISAを運用している方の中には、投資信託などを売却したあと、その資金をゆうちょ銀行に直接移せるのか疑問に思う方も多いでしょう。この記事では、つみたてNISA売却後の出金手続きと、ゆうちょ銀行への送金の可否や注意点について詳しく解説します。
つみたてNISAの資金はどこに振り込まれる?
つみたてNISAで保有している資産を売却すると、売却代金は証券会社に登録してある「出金口座」へ入金されます。これは通常、ユーザーがあらかじめ登録した銀行口座(多くは本人名義)となっており、ゆうちょ銀行も指定可能です。
つまり、証券会社が「ゆうちょ銀行への出金に対応している」場合であれば、売却後の資金をゆうちょ銀行へ直接送金することができます。
証券会社によって異なる出金対応
注意すべきなのは、証券会社によってゆうちょ銀行への出金対応が異なる点です。たとえば、SBI証券や楽天証券ではゆうちょ銀行の口座登録が可能ですが、マネックス証券や一部のネット証券ではゆうちょ口座への直接出金に制限がある場合があります。
証券口座にログインし、「出金口座情報」や「銀行口座の登録・変更」のメニューで、ゆうちょ銀行が指定されているかどうか確認するのがおすすめです。
売却後の資金移動の流れ
基本的な手順は以下の通りです。
- ① つみたてNISAの投資信託などを売却
- ② 売却代金が証券口座の預り金として反映
- ③ 出金依頼を行う(銀行口座へ送金)
多くの証券会社では、平日15時までに出金依頼を行えば、翌営業日または翌々営業日に指定口座(ゆうちょ含む)へ着金します。
証券口座を経由しない直接出金はできるのか?
結論から言うと、つみたてNISAの資産を売却した後に「証券口座を経由せずに」ゆうちょ銀行へ直接出金することはできません。いったん証券会社の預かり金口座に資金が戻り、そこからユーザーが出金手続きを行う必要があります。
これはマネーロンダリング防止や口座名義一致確認などの金融規制に準拠するためで、すべての証券会社で共通の運用です。
ゆうちょ銀行を登録する際の注意点
ゆうちょ銀行の口座を出金先に登録する際、口座番号の桁数や記号番号と通常番号の違いに注意が必要です。証券会社ごとに「通常貯金の記号番号を何桁にするか」など細かいルールがあるため、登録手続きのガイドやヘルプページをよく確認しましょう。
また、口座名義は証券口座の名義と完全に一致している必要があります。異なる場合は登録エラーとなり、出金ができません。
まとめ:ゆうちょ銀行への送金は可能だが証券口座を経由する
つみたてNISAの売却後、ゆうちょ銀行への送金は可能ですが、いったん証券口座内の預かり金として反映され、そこから出金依頼が必要です。証券口座を経由しない「直接送金」は不可能です。
ゆうちょ銀行への出金対応状況は証券会社によって異なるため、事前に出金先の登録情報や対応可否を確認しておくことで、スムーズな資金移動が可能になります。

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