複数の証券会社で配当金を銀行受取にするには?手続きと注意点を解説

株式

株式投資をしている方の中には、配当金の受取方法として「銀行振込」を希望される方も多いでしょう。特に複数の証券会社に口座をお持ちの場合、どのように手続きすればよいか迷うこともあります。本記事では、証券会社ごとに異なる配当金の受取方法の仕組みや、銀行受取に統一するためのポイントを解説します。

配当金の受取方法は証券会社ごとに設定されている

まず大前提として、配当金の受取方法は証券会社ごとに管理されています。たとえば、A証券で「銀行口座への振込」を選択しても、B証券では別の受取方法(株式数比例配分方式など)が適用されている可能性があります。

そのため、銀行受取にしたい証券会社が複数ある場合には、それぞれの証券会社で個別に設定変更を行う必要があります。

配当金の受取方法の種類と特徴

  • 株式数比例配分方式:証券口座に自動で振り込まれる。デフォルト設定の証券会社も多い。
  • 登録配当金受領口座方式:複数証券口座の配当金を一括で指定口座へ振り込む方法。
  • 個別銘柄指定方式:銘柄ごとに受取方法を指定。
  • 銀行受取(配当金領収証方式):ゆうちょ銀行や指定金融機関で受領。郵送を待つ必要がある。

なお、この記事で主に対象としているのは「登録配当金受領口座方式」または「銀行受取」の手続きについてです。

各証券会社で銀行受取に変更するには

多くのネット証券(SBI証券、楽天証券、松井証券など)では、ログイン後のマイページから配当金受取方法を簡単に変更できます。

一部の証券会社では、所定の書類を郵送する必要があるケースもあるため、公式サイトの案内を確認してください。また、変更反映には数営業日を要することもあります。

登録配当金受領口座方式との違いに注意

「登録配当金受領口座方式」は、証券保管振替機構(ほふり)を通じて、すべての証券会社での配当金を一括で指定した銀行口座に振込むことができる便利な方法です。ただし、この方式に切り替える場合も、証券会社ごとに申請が必要です。

また、この方式は一部対応していない証券会社もあるため、事前確認が重要です。

受取方法を統一するメリット

配当金の受取方法を銀行振込に統一することで、税金管理がしやすくなり、確定申告や資産の一元管理にも役立ちます。また、証券口座に資金を戻す手間も省けるのが利点です。

特に家計簿や家計管理アプリを使っている方には、現金フローの見える化が進みやすくなるためおすすめです。

まとめ:各証券会社での個別手続きが必要

配当金の銀行受取を希望する場合、複数の証券会社を利用している場合には、それぞれで受取方法の変更手続きが必要です。

「A証券で変更したからといって、B証券にも自動で反映されるわけではありません」。面倒ではありますが、すべての証券会社の設定を一度見直し、統一的に管理することをおすすめします。

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