株を売却したのに買付可能額に反映されない?楽天証券の預かり金や反映タイミングを解説

株式

株式投資を始めたばかりの方にとって、「売却したのにお金が使えない」「預かり金の内訳がよくわからない」といった疑問はよくあることです。この記事では、楽天証券を例に、売却後の買付可能額の反映タイミングや預かり金の仕組みについてわかりやすく解説します。

株を売却してもすぐに買付可能額に反映されない理由

株式を売却した後、すぐにその金額が買付可能額に反映されないのは、証券取引の「受渡制度」が関係しています。

現在の日本株式市場では「約定日から起算して2営業日後(T+2)」が受渡日とされています。例えば24日(月)に売却した場合、実際にお金が口座に入るのは26日(水)となります。このため、それまでは買付余力には反映されず、一時的に使えない状態となります。

楽天証券の「預かり金」とは?

楽天証券では、売却代金や入金額などを「預かり金」として管理しています。預かり金は大きく以下のように分類できます。

  • 受渡済み預かり金:既に受渡が完了し、自由に使えるお金
  • 未受渡金:まだ受渡日が到来していない売却代金(買付には使えない)

24日に売却した株式の金額が26日まで反映されないのはこの「未受渡金」に該当しているためです。

出金済みでも預かり金が残っている理由

「都度出金しているのに預かり金が45000円ある」という場合、考えられる理由としては以下が挙げられます。

  • 一部出金がされていない(出金予約中やタイムラグ)
  • 配当金や売却益の一部が預かり金として残っている
  • 出金対象に指定されていない金額(出金可能額と預かり金は必ずしも一致しない)

楽天証券では、マイページの「預かり金詳細」から入出金履歴や受渡状況が確認可能です。

マネーブリッジを使っていない場合の出金の注意点

マネーブリッジを利用していない場合、楽天証券と楽天銀行間の資金移動は手動で行う必要があります。自動で出金されるわけではないため、楽天銀行に資金が移るまでにタイムラグが生じることもあります。

また、「楽天銀行への出金を行ったつもりでも、受付日や処理状況によって実際の移動が完了していない」ケースも少なくありません。

預かり金・買付可能額を正確に把握するコツ

  • 楽天証券の「資産状況」画面を定期的にチェック
  • 「買付余力」と「預かり金詳細」の違いを理解する
  • マネーブリッジを活用して資金の流れを明確にする

これらを習慣にすることで、資金管理が格段にしやすくなります。

まとめ:受渡制度を理解して安心の資金管理を

株の売却代金は即座に使えるわけではなく、T+2の受渡制度により反映までに数日かかることがあります。楽天証券では「預かり金」や「買付余力」の表示に独自の仕組みがあるため、慣れるまでは混乱することもあるかもしれません。

しかし、各項目の意味をしっかりと理解し、定期的に明細を確認することで、自信を持って資金管理ができるようになります。初心者の方も、焦らず一つずつ確認していきましょう。

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