ハイパー空売り銘柄に後から追加された場合の手数料とコストの仕組みを解説

株式

「すでに空売りしていた銘柄が、後から“ハイパー空売り(HYPER空売り)”銘柄に指定された場合、追加手数料がかかる?」と疑問に思う方は多いでしょう。本記事では、SBI証券のHYPER空売りを例に、建玉継続時の手数料体系やコスト発生の仕組みをわかりやすく解説します。

HYPER空売りとは?

SBI証券が提供する「HYPER空売り」は、通常の信用取引では空売りできない銘柄を対象に、日計り(一日信用)で空売りできるサービスです。返済期限は当日中で、建玉を持ち越すと翌営業日寄付きに強制返済されます :contentReference[oaicite:0]{index=0}。

通常の空売りとの違いと手数料構成

一般信用取引と異なり、HYPER空売りでは以下のようなコストがかかります。

  • 貸株料(日々発生)
  • 銘柄別のHYPER料(1株あたり・日額)

取引手数料自体は無料になることが多いですが、貸株料とHYPER料の合計が日次のコストになります :contentReference[oaicite:1]{index=1}。

後から「HYPER銘柄」指定された場合の手数料負担

すでに空売り建玉を保有している途中に当該銘柄がHYPER対象へ追加された場合、その**追加分のHYPER料は建玉継続から発生**します。つまり、建玉を翌日以降に持ち越せば、HYPER料の対象となります。

たとえ最初は通常空売りで建てても、その後HYPER指定になれば、当該建玉に対して日次のHYPER料がかかる点に注意が必要です。

持ち越し時にかかるコストの具体例

例えば、1株あたりHYPER料が2円の銘柄を100株で建て、翌日に持ち越すと。

  • HYPER料:100×2円=200円
  • 貸株料:貸株料日率×建玉額 ×日数

このように、**HYPER料+貸株料**が日々積み重なっていきます :contentReference[oaicite:2]{index=2}。

建玉を当日中に返済することで手数料を抑える方法

HYPER空売りは**日計り目的の取引スタイル向け**です。建てたら当日中に返済すれば、HYPER料の発生は回避されます。翌営業日まで持ち越すと、強制決済される際に追加コストがかかるので、注意が必要です :contentReference[oaicite:3]{index=3}。

まとめ

後から銘柄がHYPER指定になっても、建玉そのものが日計り信用建てであれば、**持ち越し時にHYPER料が発生**します。日中に返済すれば追加コストは避けられるため、スイング目的でない限りは、建てた当日中に決済する戦略が望ましいでしょう。

投資スタイルに応じて、建玉管理や返済タイミングを工夫すれば、意図せずコストを増やすことなく活用できます。

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