FX取引を装った詐欺被害は年々増加しており、被害金額が数百万円を超えるケースも少なくありません。実際に「取り返せた人」は存在するのか、また回収の可能性を高めるためにどんな対応が有効かを実例とともに解説します。
FX詐欺の典型的な手口とは?
多くのFX詐欺は、SNSやマッチングアプリで接近し「簡単に儲かる」「プロが運用する」などと誘導されることから始まります。
実際には運用実態がない「ポンジ・スキーム」や、入金後出金できなくなる「出金拒否詐欺」、偽装されたMT4画面での「運用詐欺」が大半です。
返金に成功した実例とその要点
ある20代女性はInstagramを通じて勧誘され、80万円をビットコインで送金。しかし出金できずに詐欺と気づき、弁護士経由で通信履歴と振込証拠を元に民事訴訟を起こし、一部返金に成功しています。
また、別の40代男性は偽装ブローカーに100万円を送金後、出金できない状況になったものの、警察のサイバー犯罪相談窓口を利用し、被害届を提出。数か月後、口座凍結によって一部資金が戻ったとの報告もあります。
返金できた人に共通する5つの行動
- 入出金記録やチャット履歴など証拠を全て保管
- 最寄りの警察署またはサイバー犯罪相談窓口に被害届を提出
- 銀行や仮想通貨取引所に迅速な連絡と資金凍結依頼
- 弁護士(特に詐欺・金融に強い事務所)へ早期相談
- 他の被害者との連携(掲示板やSNSなど)で集団対応
返金を阻む壁と注意点
送金先が海外や仮想通貨口座だった場合、追跡や凍結が困難になることが多く、回収はかなりハードルが上がります。また「詐欺被害を取り戻します」とうたう“二次被害業者”も多いため、金銭を請求する個人・団体には慎重になりましょう。
弁護士選びも重要で、「着手金無料」「完全成功報酬」を謳う事務所は逆に危険な場合もあるため、弁護士会の紹介制度など正規ルートでの相談がおすすめです。
相談先として信頼できる機関
まとめ:FX詐欺でも回収の可能性はゼロではない
FX詐欺に遭っても、状況によっては資金を取り戻せるケースもあります。ただし、時間との勝負であるため、証拠確保と早急な相談が鍵です。
被害を最小限に抑えるためにも、冷静な対応と信頼できる第三者のサポートが不可欠です。泣き寝入りせず、まずは一歩踏み出してみましょう。

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