最近、NISA(少額投資非課税制度)の注目が高まり、SNSや日常会話でも話題に上ることが増えてきました。中には、友人から強く勧められて「何か裏があるのでは?」と感じる人もいるかもしれません。本記事では、NISAにまつわる勧誘で気をつけるべきポイントと、見極め方について解説します。
そもそもNISAとは?簡単におさらい
NISAとは、株式や投資信託などの金融商品で得た利益に対して、一定額まで非課税となる制度です。2024年からは新NISAが導入され、非課税限度額が拡大し、より多くの人に利用されるようになりました。
つみたて投資枠:年間120万円
成長投資枠:年間240万円
合わせて年間360万円までが非課税となる大変メリットの大きい制度です。
なぜ友人がNISAを勧めてくるのか?考えられる理由
まず前提として、金融リテラシーが高い人ほど「良い制度だから教えてあげたい」という善意からNISAを勧めるケースは珍しくありません。特に、老後資金や資産形成に不安を感じている人にとっては、国の制度で資産形成を始めることは極めて有効な手段です。
ただし、金融商品を紹介することで手数料や報酬が発生する仕組みが関係している場合もあるため、注意が必要です。証券会社や保険会社と提携している個人や、マルチまがいの勧誘では、NISAを入り口に不適切な商品を紹介されることもあります。
過去にあった勧誘トラブルの実例
例えば、「NISAは安全だから絶対に損しない」と言って投資信託を勧められたが、実は高額な販売手数料がかかる商品だったという事例があります。
また、「NISA口座は●●証券じゃないと損」という不正確な情報を元に特定の金融機関への誘導を受けた人もいます。中には、NISAと見せかけて全く別の海外投資商品を契約させられたケースも存在します。
判断に迷ったときのチェックポイント
- その友人が金融商品に関して報酬を得ていないか?
- 話の中に特定の商品や金融機関が強調されていないか?
- 「絶対儲かる」「リスクゼロ」などの断定的な表現を使っていないか?
- 契約を急がせるような雰囲気がないか?
これらに該当する場合は、一度冷静に立ち止まって情報を整理しましょう。金融庁や消費者庁、証券会社の公式サイトなど、公的な情報源から自分で調べることも重要です。
自分で始めるNISAが安心な理由
最近は、ネット証券を通じて手軽にNISA口座を開設でき、必要な情報もオンラインで確認できます。投資信託の選び方や分散投資の基本についても、金融庁のサイトや信頼できる経済メディアで解説されており、初心者でも学びやすい環境が整っています。
誰かの勧めに頼るよりも、自分で学び、自分で決めて始めることで、納得感のある投資が実現できます。NISAはあくまでも「制度」であり、勧誘ありきで始めるものではありません。
まとめ|勧誘の裏にある意図を見極め、自分の意思で判断を
NISAは非常に有益な制度であり、多くの人にとって資産形成の第一歩となるものです。ただし、誰かに強く勧められたときは、その背景や目的を冷静に見極めることが重要です。
善意からのアドバイスなのか、それとも営業目的なのか。少しでも違和感を覚えたら、自分で調べ、納得してから判断することが、健全な資産形成への第一歩になります。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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