「何もしなくても毎年500万円が入ってくる投資がしたい」と考える方は少なくありません。特に40代以降、将来の不安を減らすために“自動収入”を得たいというニーズが高まります。しかし、投資には必ずリスクと現実的な期待値が伴います。本記事では、できるだけ手間をかけず安定した収入を得る手段を実例とともに解説します。
そもそも「自動で毎年500万円」とはどんな仕組み?
ここで言う「自動収入」とは、不労所得やパッシブインカムと呼ばれるものです。働かずとも資産が収益を生む仕組みが必要になります。代表例としては、
- 不動産投資(家賃収入)
- 高配当株投資
- 債券投資
- REIT(不動産投資信託)
- 年金型保険やファンド
などがあります。
不動産投資(マンション投資)は安定か?
マンション投資では、月10〜20万円程度の家賃収入を得ることができます。ただし、500万円の年収入を目指すには年間で約42万円/月の収益が必要なので、複数戸の所有か高利回り物件が必要になります。
また空室リスク・修繕費・管理手数料・ローン返済など、実際の手取りは家賃の7〜8割と考えておくと良いでしょう。初期投資額も数千万単位になるため、ある程度まとまった資本が必要です。
株式投資で毎年500万円の配当を得るには?
高配当株に投資して、配当金を得る方法もあります。たとえば、年間配当利回りが4%の銘柄に1億2500万円を投資すれば、理論上毎年500万円の配当が得られます。
とはいえ、株価は日々変動し、業績悪化や減配リスクもあるため、「値下がらない」投資とは言えません。また、分散投資や長期保有が前提となるため、相場知識も多少必要です。
債券やREITなど安定型投資との比較
債券(国債や社債)は比較的価格変動が小さく、定期的な利息を得られます。利回りは1〜3%程度が多いため、年間500万円の利息を得るには、1億7000万円以上の資金が必要になることも。
REITは不動産投資を間接的に行う金融商品で、4〜6%の分配金利回りが期待されますが、市場価格は株と同様に変動します。
「下がらない・何もしない」は非現実的?
投資に“絶対に下がらない”というものは存在しません。一定の収入を得るには、ある程度の元本とリスク許容が前提となります。また、税金や手数料、インフレなども考慮する必要があります。
「何もしないで得られる」と思われがちですが、資産の配分調整や定期的な見直し、税務処理など最低限の管理は必要です。
現実的なシナリオ例:40歳から目指すプラン
たとえば以下のような組み合わせで目標を目指すことが現実的です:
- 不動産投資:月20万円 × 2戸 → 年間480万円(家賃)
- 株式投資:500万円 × 4% → 年間20万円(配当)
合計:年500万円の自動収入
この場合でも、初期投資として不動産用の頭金と株式資金で少なくとも4000万〜6000万円程度が必要となります。
まとめ:元本とリスク次第で“自動収入”は可能
毎年500万円の自動収入を目指すことは不可能ではありませんが、相応の元手とリスク管理が必須です。「絶対に下がらない」「完全自動」という投資は存在しませんが、不動産+配当株+債券などの分散で安定性を高めることは可能です。
まずは目標金額から逆算し、信頼できるファイナンシャルプランナーに相談して資産設計を行うのが現実的な第一歩と言えるでしょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント