相場で生き残り、安定的に利益を出すためには、単にテクニカルを学ぶだけでは不十分です。特に「トレンドに乗ること」と「資金管理の徹底」は、勝ち組トレーダーに共通する基本戦略です。本記事では、その二つを中心に、トレードにおける大敗を避けるための実践的な視点を解説していきます。
トレンドフォローの強みとは?
トレンドフォローは、上昇や下降といった相場の流れに沿ってポジションを持つ戦略です。順張りとも呼ばれ、「高値掴みになるのでは?」という不安もありますが、一度流れに乗ればリスクを抑えつつ利を伸ばしやすいという利点があります。
実際、多くの相場のプロは「トレンドが出ていないときは休む」という選択を取るほど、トレンドの有無はパフォーマンスに直結します。特に初心者が逆張りで無理にエントリーを繰り返すと、負けが積み重なりやすいのが実情です。
資金管理が甘いと即退場のリスクも
資金管理とは「1回のトレードでどれだけのリスクを許容するか」を明確にするルールです。たとえば、資金の2%以内に損失を抑える設定などが代表的な手法です。
これを怠ると、1回の負けで資金の10%や20%を失うことも珍しくなく、「数回の損切りで口座残高が半減」という事態にもなりかねません。トレンドフォローをしていても、資金管理が甘ければ意味がなくなるのです。
チキン利食いがもたらすジワジワとした損失
チキン利食いとは、利益が出た瞬間にすぐに利確してしまう行為を指します。これは精神的には安心感を得られる反面、長期的な利益を伸ばす機会を失うことになります。
たとえば、損切りは-5,000円、利確は+2,000円の設定であれば、勝率が70%でもトータルではマイナスになるという逆転現象が発生します。これが「勝っているのに資金が減る」状態です。
トレンド+資金管理+適切な利確の組み合わせが鍵
これまでの内容をまとめると、「トレンドに乗る」「資金管理を守る」「チキン利食いを避ける」の3つを組み合わせることが、安定したトレードには不可欠です。
以下のようなルール例を参考に、自分のトレードルールを整えてみましょう。
- トレンドの確認には移動平均線(MA)やMACDを使用
- 1トレードのリスクは資金の2%以下
- リスクリワード比率は最低でも1:2以上
- 決済はトレイリングストップや分割利確を検討
実例:ルールを守った場合の資金成長イメージ
たとえば、資金50万円でリスク2%(1万円)のルールを守り、勝率60%、リスクリワード1:2で月に10回のトレードを行ったとします。
勝ちトレード | 負けトレード | 収益 |
---|---|---|
6回 × 20,000円 = 120,000円 | 4回 × -10,000円 = -40,000円 | +80,000円 |
このように、ルールを守れば安定した資金の増加が期待できます。
まとめ:継続的に勝つための習慣を作る
「トレンドに乗る」「資金管理を徹底する」「利確を焦らない」。この3つの原則は、どんなトレード手法にも応用できる強力な土台です。トレードにおいては運よりも、再現性とルールの継続が最も重要です。
大きな失敗を避け、じっくりと資産を育てていきたい方は、まずこの3本柱を固めることから始めてみてください。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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