全世界株式インデックス(通称:オルカン)を運用する投資家なら、気になるのが「S&P500銘柄はどのくらい含まれているのか」です。本記事では、その数字を明らかにし、ポートフォリオ設計への影響もわかりやすく解説します。
S&P500とは何か?
S&P500は米国の大型優良企業約500社(株式数は503)で構成され、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーする代表的な株価指数です :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
業種の偏りはありますが、時価総額加重型のため、アップルやマイクロソフトなど巨大企業の影響力が大きい構成となっています :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
オルカンに含まれる銘柄数とS&P500の割合
オルカンのベンチマークはMSCI ACWIで、約2,600社程度が対象です :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
その中で、約650銘柄で運用されているファンドでは、432銘柄がS&P500構成銘柄と重複しています :contentReference[oaicite:4]{index=4}。
比率で見るとどの程度?
S&P500銘柄はオルカン全体の約50%を占めており、米国株比率約60%の大部分を構成しています :contentReference[oaicite:5]{index=5}。
実際の影響と分散効果
構成数ではオルカンの方が圧倒的に多いですが、主要なリターン牽引銘柄はほぼS&P500の顔触れです :contentReference[oaicite:6]{index=6}。
つまり、オルカンは世界約2,600銘柄を保有していても、実質的にはS&P500の大型米国株に近いパフォーマンスが得られる設計になっています。
ポートフォリオ設計ではどう使う?
- 分散重視派:全世界株式(オルカン)で幅広く資産配分
- 米国株集中派:S&P500だけで性能の高い“コア投資”
- バランス派:オルカン+米国株(VOOやSPYなど)の二重投資も
まとめ
オルカンは実に約2,600銘柄で構成されていますが、その約半分にあたる432銘柄がS&P500構成銘柄です。
したがって、オルカンを通じても米国株パートにおいてはS&P500の影響が大きく、米国集中型のリターン傾向は避けられません。
ポートフォリオ設計では、「米国への偏りをどう考えるか」が最大の検討ポイントとなります。

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