中国を除く新興国投資の選び方と代表ファンド解説【台湾・インド・東南アジア中心】

資産運用、投資信託、NISA

世界の新興国市場に投資してみたいけれど、中国が大きく占めすぎているのが気になる──そんな方に向けて、中国を除外した新興国投資のポイントと代表的な投資信託・ETFを分かりやすく解説します。

なぜ中国除外タイプが注目されるのか

MSCI新興国株式指数では、中国・韓国・台湾が50%以上を占め、単一国の影響力が大きくなりがちです。中国リスクに配慮した分散戦略として、中国を除くファンドが人気です。中国リスクの回避分散の強化などが主な理由です。

実際、iSharesのEMXC(MSCI Emerging Markets ex China ETF)は、中国を除いた大型・中型株に投資する代表的なETFです。:contentReference[oaicite:1]{index=1}

代表的な中国除外ETF・ファンド

商品名 概要
iShares MSCI Emerging Markets ex China ETF (EMXC) MSCI指数準拠、中国除く新興国大型・中型株に幅広く分散投資。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
SPDR S&P Emerging Markets ex‑China ETF (XCNY) S&P BMI指数ベース、中国・香港を除く新興国全体に投資。:contentReference[oaicite:3]{index=3}
WisdomTree Emerging Markets ex‑China Fund (XC) 同名指数に連動。政府所有などを避けた設計。:contentReference[oaicite:4]{index=4}
Global X Emerging Markets ex‑China ETF (EMM) アクティブ運用型。中国を除き、将来性ある企業を選別。:contentReference[oaicite:5]{index=5}

メリットと注意点

分散強化:中国のウェイトが高い指数に対し、中国除外型はインド・台湾・韓国・東南アジアに重点配分。:contentReference[oaicite:6]{index=6}

リスク偏重に注意:中国が除外されるため、中国の成長の恩恵は小さくなる一方で、代わりに特定国に偏る可能性あり。

実際の資金動向

中国リスクを意識した流れでEMXCなどは資金が集中し、一時的に急増しましたが、中国景気回復期待もあり、資金流出も観測されています。:contentReference[oaicite:7]{index=7}

どんな人に向いている?

  • 長期投資志向で中国以外を重視したい方
  • 中国に比べて政治リスクの小さい市場を中心にしたい方
  • インド・台湾・東南アジアなどに重点配分したい方

選び方のポイント

  1. インデックス型(EMXC, XCNY)→低コストで広く分散
  2. アクティブ型(EMM)→高コストながら銘柄選別を重視
  3. 信託報酬や為替影響を確認
  4. 追加投資しやすい販売チャネルをチェック

まとめ

中国を除く新興国投資は、インド・東南アジアなど他国の成長を取り込みつつ、中国リスクを軽減する有効な選択肢です。

代表的なETFとしては、EMXC、XCNY、XC、EMMなどがあり、目的や投資スタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。

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