リソー教育(4714)はTOB後も上場継続──公開買付けは“失敗”ではなかった理由

株式

2024年にヒューリック(3003)によるリソー教育(証券コード:4714)への株式公開買付け(TOB)が実施されましたが、当初の疑問である「TOBが失敗したのでは?」という点について、結論から言えば失敗ではなく、上場継続のまま予定通りの成果を得たと言えます。

📌TOBの結果とその効果

・TOBは2024年4月9日に開始され、5月27日に終了しました。買付価格は1株320円、当初の予定では39,447,200株の取得が想定されましたが、応募総数は62,618,542株にのぼりました。

・その結果、予定通り上限まで取得が行われ、約39.4百万株がヒューリックの手に渡り、所有割合は約51%となり、親会社化が完了しました :contentReference[oaicite:0]{index=0}。

TOBでも上場廃止になっていない理由

・TOBは「一部取得型」であり、全株を取得するわけではなく、上場廃止のためには株主から一定比率の株式が排除される必要がありますが、その条件には当てはまりませんでした。

・実際、TOB成立後もリソー教育は引き続き東証プライム市場に上場を継続しています :contentReference[oaicite:1]{index=1}。

“TOBに放置した”との掲示板投稿の背景

・TOBの案内を受け取らずにそのままにしていた株主でも、公告や株式市場における株価反映によって株式売買が続行されていました。

・TOBが無効だったわけではなく、あくまで応募しなかったというだけであり、掲示板投稿での“失敗だった”という印象は誤解です :contentReference[oaicite:2]{index=2}。

今後の株主としての選択肢

・TOBに応募したい場合は、募集期間中に証券会社を通じて参加するか、市場で売却することができます。

・TOB価格320円を享受しつつも上場継続を望む場合は、そのまま保有し続ける選択も可能です :contentReference[oaicite:3]{index=3}。

✅まとめ

ヒューリックによるリソー教育へのTOBは、計画通り部分取得を成立させ、約51%の株式取得による親会社化を実現しました。上場は維持されており、「失敗した」わけではありません。公開買付けを見送った株主は、市場で株を保有し続けることで利益を得るか、他の機会を活用できます。

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