積立NISAを活用している方の中には、SBI証券のクレジットカード積立に関する仕組みが少しわかりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。とくに、積立額を変更した際に「今月は買付されていないのにクレカ請求だけ来ている」という現象に戸惑うことも。この記事では、そうしたケースで起こる仕組みと対応策を詳しく解説します。
クレカ積立の仕組み:請求は『前払い』方式
SBI証券のクレカ積立では、毎月10日にカードで請求が発生し、実際の投資信託の買付は翌月1日頃に行われます。つまり、クレカ請求が先、買付は後という順序です。
たとえば、7月10日にカード請求があれば、8月1日頃にその資金で投資信託が買付されるというイメージになります。このサイクルを知らずに積立金額を変更すると、意図しないタイミングで請求だけが発生するケースがあります。
積立金額を変更したときの落とし穴
積立額をたとえば3万円から5万円に変更した場合、変更締切日(毎月10日)を過ぎていれば、翌月ではなく翌々月から反映されることがあります。そのため、「今月は積立できていないのに5万円請求されてる!」と焦る事態に。
しかしこれは、「来月の買付分を先に支払っている」状態なので、次月に改めて請求が来ることは原則ありません。ただし、明細確認や口座反映のタイミングがズレることもあるため、明細チェックは習慣にしましょう。
実際にあった例:反映タイミングの誤解による混乱
40代の利用者Aさんは、5月に積立額を増額しましたが、設定変更が締切後だったため6月の買付に間に合いませんでした。それでも5月に5万円のクレカ請求があり、「積立が失敗したのに請求されているのでは」と不安に。
後日、SBI証券に確認したところ「これは7月買付分の先払い」と説明を受け、実際に7月1日にその額で投資信託が購入されたことを確認。以後は変更締切日に注意するようになったそうです。
積立設定変更時のチェックポイント
- 毎月10日が設定変更の締切(金融機関営業日基準)
- 積立金額や銘柄の変更は早めに実施
- マイページで『次回買付予定』を確認
- クレカ請求と買付時期は1ヶ月ズレる
これらを事前に把握しておくことで、トラブルや不安を未然に防ぐことができます。
翌月請求がゼロになるケースとその確認方法
「先に払ったから来月は請求がない」という仕組みは、変更内容が正しく反映されていれば適用されます。しかし、積立設定エラーや銘柄停止などで買付が実行されなかった場合には、翌月も請求されるリスクが残るため注意が必要です。
積立状況やスケジュールは、SBI証券の取引画面から「投信>クレカ積立設定・履歴」で確認できます。請求が重複していないか、反映がされているか、毎月1度は確認しておくと安心です。
まとめ:SBIクレカ積立は『先払い後買付』を理解するのが鍵
SBI証券のクレカ積立は便利な制度ですが、仕組みを理解しておかないと一時的に混乱することもあります。「クレカで払ってから投資信託が買われるまで1か月ある」という流れをしっかり把握し、積立設定変更は締切日より前に済ませるよう心がけましょう。
月々の積立を正しく反映させ、安心して資産形成を進めるためにも、操作前後の確認と早めの手続きがカギになります。

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