7月8日、日本の株式市場では予想外にも日経平均が上昇しました。特に自動車関連株の動きに注目が集まっていた中で、なぜ株価が反発したのか、その背景をやさしく整理します。
米国の関税発表◆思惑と反応
前日にトランプ大統領が日本や韓国に対して8月1日から25%関税を導入すると発表しました。
しかし、市場では「関税の実質的な実行は交渉次第」という見方が広まり、一律の悪材料ではないと判断されました。
市場が「織り込み済み」と判断した理由
すでに春から「高関税→急反落→交渉→延期」のパターンを経験していたため、今回も同様の展開と見なされました。
つまり、“これまで通り織り込み済み”だとして過剰な売りが回避され、安心感につながったのです。
「延期」による安心感で買い戻し
発動日が延長されたことで、「まずは交渉を待とう」というムードが強まりました。
結果、日経平均は約0.3%、TOPIXも0.17%上昇し、自動車関連株も相対的に堅調でした。
米国株との連動性も一因
米国ではこの関税発表を受け、先物は若干下落しましたが、雇用統計の強さや景気維持観測により、全体としてリスク許容度が高まりました。
日本市場もその余波を受けて「米国株が底堅いため、安心して買える」と判断された面があります。
まとめ:どう理解すればいいの?
– 「関税25%発表」は一見悪材料だが、過去の延期パターンから市場は織り込み済みと判断
– 発動延期により「材料出尽くし」となり、安心感で買戻しが起こる
– 米国雇用統計など他のポジティブ材料も重なり、リスクオンの流れが続く
投資初心者でも、ポイントさえ押さえれば「ニュース見てただ下がる」わけではないとわかります。
今後の注意ポイント
8月1日までの間に交渉次第で再度相場が動く可能性があるため、ニュースや市場のムード変化に注視することが大切です。
また、円相場や金利動向も株式市場に影響するため、複数の要素に目を配る習慣をつけましょう。

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