SBI証券の外貨建て資産における為替反映のタイミングとは?リアルタイムに動かない理由と注意点を解説

株式

SBI証券で外貨建て資産を保有していると、為替レートがリアルタイムで動いているにもかかわらず、評価額に即座に反映されないことに疑問を感じた方も多いでしょう。本記事では、SBI証券における為替の反映タイミングとその仕組み、投資判断の際に注意すべきポイントについて詳しく解説します。

SBI証券での為替レートはリアルタイムではない?

SBI証券では、為替レートは「参考為替レート」として表示されますが、これが評価額に反映されるタイミングはリアルタイムではありません。特に外貨建て資産の評価は、主に「基準時間での為替レート」を使用して行われることが多く、即時反映ではない点に注意が必要です。

たとえば、外貨建てのETFや米国株などを保有している場合、評価額は日本時間の「前営業日終値」や「米国市場のクローズ後のレート」に基づいて反映されるのが一般的です。

具体的な為替反映のタイミングはいつ?

評価額への為替反映は、通常「翌営業日の朝方」もしくは「日本時間の夜間」に更新されることが多く、リアルタイムの為替レートとはタイムラグがあります。例えば、米国市場が閉まる日本時間の午前6時頃にレートが確定し、その値が数時間後にSBI証券の口座画面に反映されるケースが一般的です。

また、SBI証券のスマホアプリやPCサイトでも表示タイミングが異なる場合があり、評価額が更新されるまで数時間の遅延があることもあります。

ドル建て評価額が動かない理由と勘違いしやすい点

ドル建て資産(外貨建てのまま表示している場合)は、為替ではなく米国株などの「現地通貨ベースの価格」に連動して動きます。そのため、為替が動いても米国株自体が値動きしなければ、ドルベース評価額は変わりません。

たとえば、1ドル150円の時にVOOを300ドルで保有していたとして、VOO自体が価格変動しなければ、たとえ円ドルが151円になっていても、ドル建て評価額は変化せず、円換算評価額だけが変わるという仕組みです。

円換算評価額と外貨建て評価額の違い

SBI証券では、米国株などの評価額は「ドル建て評価額」と「円換算評価額」の両方が表示されます。円換算評価額には、SBI証券が提供する為替レート(TTSやTTBに近い独自レート)が適用され、更新タイミングも一定間隔で行われます。

このレートは銀行の為替レートとは異なることがあり、特に土日や祝日など為替市場が閉じているタイミングではレートが固定されているため、評価額が動かないケースもあります。

リアルタイム為替での表示が必要な場合の対処法

リアルタイムの為替動向を確認したい場合は、SBI証券の提供する「リアルタイム為替」機能や、外部サイト(Bloomberg、Investing.com、為替チャートアプリなど)を併用することで補完できます。あくまで参考レートとして利用しつつ、投資判断には「為替反映のタイミング」にズレがあることを前提に考える必要があります。

また、SBI証券では取引時の為替レート(約定レート)と評価額レートが異なる場合があるため、売買時は特に注意が必要です。

まとめ:タイムラグを理解して正しく評価額を把握しよう

外貨建て資産の為替反映はリアルタイムではなく、評価額には一定の時間差があることを理解しておくことが大切です。評価額が動かないからといって誤解せず、為替変動と資産価格を個別に把握し、冷静な投資判断を行いましょう。

為替の動きを追いたいときは、リアルタイムの情報ソースを活用し、SBI証券の表示との違いを確認しながら資産状況を管理することをおすすめします。

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