FXで安定的に利益を上げるためには、日々のトレードを感情や気分で行うのではなく、ルールに基づいた「やることリスト(ToDoリスト)」の存在が極めて重要です。さらに、手法や通貨ペア、エントリー頻度についても適切な戦略が必要になります。本記事では、その考え方と実践方法について解説します。
■やることリスト(トレードルール)は勝つための土台
プロトレーダーほど「やることリスト」を重要視しています。エントリー条件、損切り位置、ポジションサイズ、利確ルールなどが明文化されていないと、相場の動きに振り回されるばかりで、安定した成果は望めません。
たとえば、「5分足が200MAの上にあり、RSIが40以下から反発したときに買いエントリー」など、自分なりのルールを明確にすることで、感情を排除した冷静な判断が可能になります。
■手法は1つでは不十分?複数の戦略を持つメリット
「ひとつの手法を極めればいい」という考えもありますが、相場は常に変化しており、トレンド・レンジ・ボラティリティの強弱に応じて最適な手法も異なります。
たとえば、「順張りのトレンドフォロー手法」と「逆張りの反発狙い手法」の2つを用意しておけば、トレンドが出ているときも、横ばいの相場でもエントリー機会を逃さず対応できます。
■通貨ペアは複数見るべき?分散と機会の確保がポイント
ひとつの通貨ペアに絞ってしまうと、その通貨が動かないときにはチャンスがゼロになります。複数の通貨ペアを監視することで、「今日の動いている通貨」に柔軟に対応できるようになります。
たとえば、クロス円が方向感に欠けている日に、ユーロドルやポンドドルが強いトレンドを形成しているケースはよくあります。これを見逃さないためにも、通貨ペアの分散監視が有効です。
■エントリー頻度とリスクのバランス
「エントリーはなるべく絞るべきだ」という意見もありますが、それは「根拠の薄いトレードを排除する」ことが目的です。一方で、根拠のあるエントリーを複数取ることで、損失を早く取り返す機会にもなります。
重要なのは「雑なエントリーを増やすこと」ではなく、「ルールに基づいたエントリー回数を確保すること」です。これにより、資金効率を高めつつ、リスクも抑えられます。
■実例:ある専業トレーダーのやることリスト
以下は、ある専業トレーダーの「やることリスト」の一部です。
- 7:00 ニュース・経済指標チェック
- 8:30 東京市場オープンで注目通貨チェック
- 9:00 エントリー候補の通貨を5分足で分析
- 10:00までに2回以上のセットアップがなければトレードしない
- トレード後は日誌に反省点を記入
このように、日々のルーチンを作ることで相場に振り回されず、淡々と結果を積み上げられます。
■まとめ:やることリスト+複数手法・通貨・戦略で安定トレードへ
FXで成功するには、「明文化されたやることリスト」と「複数の戦略の柔軟な運用」が不可欠です。手法を1つに絞りすぎず、通貨ペアやエントリー機会を広げながら、リスクを管理していくことが中長期での利益につながります。
今日からでも、自分の「やることリスト」を書き出し、実行可能な形に落とし込んでいくことから始めましょう。

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