SBI証券で米国株を買うなら円建て?ドル建て?コストの違いと最適な購入方法を解説

株式

近年、SBI証券を利用して米国株へ投資する個人投資家が増えています。その際、円建てで購入するか、ドル建てにするかでコスト面に差が出ることをご存知でしょうか?この記事では、両者の違いやコストの内訳を丁寧に解説し、どちらの方法がよりお得かを検証します。

SBI証券における円建て・ドル建ての違い

SBI証券では、米国株の購入方法として「円貨決済(円建て)」と「外貨決済(ドル建て)」の2種類があります。

円建て決済は、注文時にSBI証券が自動的に円をドルに換算して米国株を購入する方式です。これに対してドル建て決済は、あらかじめ自分で円をドルに両替(為替取引)しておく必要があります。

両替コストの違い:実質的な差が出るポイント

SBI証券でドルを調達する際、方法によって為替手数料が異なります。

  • 円建て購入(自動為替):1ドルあたり25銭(片道)
  • 住信SBIネット銀行経由でドル調達(外貨建て購入):1ドルあたり4銭(片道)

例えば1000ドル分の米国株を購入する場合、円建てでは250円の為替コストがかかりますが、ドル建てなら40円です。この差が何度も取引を重ねるうちに大きな差となって蓄積されていきます。

実例:10万円分を米国株購入する場合のコスト比較

1ドル=150円と仮定し、10万円分の株を買う場合。

  • 円建て購入:約666ドル購入/為替手数料=約166円
  • ドル建て購入(4銭):為替手数料=約26.6円

このように、差額はおおよそ139円。少額なら小さな差ですが、数十万円・数百万円単位の投資では無視できないコストになります。

なぜ円建ての方が高いのか?

円建て取引の場合、SBI証券が為替を自動的に行うため、利便性の対価として高めの手数料が設定されています。これに対して、住信SBIネット銀行を利用して自分でドルを用意する場合は、業者間レートに近いコストで両替できる仕組みです。

手間を惜しまなければ、外貨両替を自分で行うことでコストを大きく削減できます。

自動買付や積立投資の場面では?

SBI証券の「米国株定期買付サービス」は円建て決済に対応しているため、初心者でも簡単に始められるメリットがあります。一方、コスト面での最適化を考えると、ドル建てで定期的に自分で注文する方が効率的です。

そのため、少額投資や初心者は円建てで手軽に、長期でしっかり運用するならドル建てという使い分けが有効です。

まとめ:米国株購入時は為替コストに注目

SBI証券で米国株を購入する際、円建てとドル建てでは「為替手数料」に明確な差があります。手間をかけてでもコストを抑えたい方には、住信SBIネット銀行での両替+ドル建て購入がおすすめです。取引額が大きくなるほど、この差が積み重なって大きなリターン差につながる可能性があります。

ぜひ自分の投資スタイルに合わせて、賢く使い分けていきましょう。

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