株式投資を行う上で、買い注文と売り注文を同時に設定できる「セット注文」は非常に便利な機能の一つです。楽天証券を利用している方の中には、設定後の注文が制限されるのではと不安に思う方も多いでしょう。この記事では、楽天証券のセット注文の基本から、注文後の操作までをわかりやすく解説します。
楽天証券のセット注文とは?
楽天証券における「セット注文」は、株式の買付注文と同時に売却注文(リミット注文)を出せる機能です。主に、買値より高値での利益確定を狙う際に活用されます。
例えば、1000円で買って、1500円で売るという条件を事前に設定することで、自動的に利益確定の売却指値が入ります。
セット注文後は売却や訂正ができない?
セット注文を設定して1000円で株を買付けた後、売却指値(例:1500円)も同時に自動で発注されます。この売却注文は「通常の指値注文」と同じ扱いになるため、以下の操作が可能です。
- 未約定の状態であれば「訂正」や「取消」が可能
- 指値価格(1500円)を下げて早めに売却することも可能
したがって、「1500円になるまで訂正も売却もできない」というわけではなく、証券口座の注文一覧から任意のタイミングで訂正や取消ができます。
セット注文時の注意点
セット注文は便利ですが、いくつか注意すべき点があります。
- 片方の注文(売却)が約定するまでキャンセルしない限り有効
- 逆指値との併用はできない(別途、逆指値注文を出す必要があります)
- 約定後の成行注文には自動変更されないため、動きの早い銘柄では価格変動に対応できない場合があります
状況に応じて、セット注文を取り消し、改めて成行注文や逆指値注文を出すという柔軟な対応が求められます。
具体的な操作方法
楽天証券の取引画面から「注文照会」にアクセスし、セット注文の売却指値注文を選択することで、「訂正」や「取消」操作が可能です。
また、スマホアプリ「iSPEED」でも注文の訂正・取消は簡単に操作できるため、相場の変動に応じてすぐに対応できます。
まとめ
楽天証券のセット注文は、買い注文と同時に利益確定の売却指値を設定できる便利な仕組みです。注文後でも「訂正」や「取消」は可能であり、あくまでも「指値注文」として取り扱われる点がポイントです。
相場の状況を見ながら柔軟に注文を修正することで、より効果的なトレードが実現できるでしょう。

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