PTS・ナイトタイムPTSにおけるストップ高・ストップ安と基準価格の仕組みまとめ

株式

PTS、特にナイトタイムPTSでは、ストップ高・ストップ安の値幅制限が東京証券取引所とどのように連動しているか疑問に感じる方も多いでしょう。本記事ではその仕組みと基準価格、PTS各社の対応ルールを詳しく解説します。

東証とPTS、値幅制限は連動しているの?

PTSでは、東京証券取引所の制限値幅が原則としてそのまま適用されます。つまり、東証で「ストップ高」であれば、その値幅がPTSにも反映されます。

ただし、特定銘柄で東証が制限値幅の拡大を行った場合、PTS各社(ジャパンネクストPTS・CboePTS・JAXPTSなど)も同様の措置をとる仕組みになっています :contentReference[oaicite:0]{index=0}。

ナイトタイムPTSの“基準価格”はどれ?

PTSでの基準価格は、デイタイムPTSでは東証の基準価格(前日終値等)と同じく設定されます。そしてナイトタイムPTSでは、その日の東証終値または終値に基づく特別気配の値段を基準とします :contentReference[oaicite:1]{index=1}。

したがって、夜間取引でもPTSでは当日の東証基準価格に基づいた値幅制限が適用されます。

PTS各社の独自ルールも確認しよう

ジャパンネクストPTSでは、東証基準に準じつつ必要に応じて独自に制限値幅を拡大できる設計です :contentReference[oaicite:2]{index=2}。

CboePTS(Chi‑X)は、東証制限値幅の上下10%拡張幅を許容する独自ルールがあり、買いなら上限+10%、売りなら下限−10%まで注文受付が可能となっています :contentReference[oaicite:3]{index=3}。

まとめ:PTSでも制限値幅は東証基準、拡大措置も連動

– ストップ高・安のPTSでの値幅制限は、東証での制限値幅を基準に設定。
– ナイトタイムPTSでは当日の東証終値(終特気配)を基準価格とする。
– 特定銘柄の値幅拡大が東証で実施されると、PTS各社も原則追随。
– 一部PTSでは独自ルールもあり(Chi‑X:±10%拡張など)。

PTSでストップ高・安を確認する際は、使っているPTSの種別や基準価格ルールをよく理解しておくことが重要です。

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