FXや仮想通貨のトレードにおいて「ロング」や「ショート」という言葉、さらにはエントリーと損切りの概念をしっかり理解することは、最初のステップとして非常に重要です。本記事では、FX初心者の方がつまずきやすい用語やエントリーの方法について、具体的な例を交えて解説します。
ロングとショートの意味を理解しよう
まずは「ロング」と「ショート」という基本的な言葉から確認しましょう。「ロング」とは買いのポジション、つまり将来的に価格が上がることを期待して買うことを指します。一方「ショート」とは売りのポジション、価格が下がることを期待して売ることを意味します。
たとえば「BTC/JPYを1650万円でロング」とは、ビットコインを1650万円で買って、価格が上昇したところで売って利益を出すという考え方です。逆に、価格が下がると損失になります。
エントリーと損切りの基本的な考え方
「1650万円ロング、1630万円割れ損切り」という設定は、1650万円まで価格が上がってきたタイミングで買い、価格が1630万円まで下がったら損切りするというルールです。これはリスクリワード比を意識した戦略で、「20万円の損失を覚悟しつつ、それ以上の利益を狙う」といった明確な基準を持ったトレードになります。
損切り(ストップロス)を設定しておくことで、大きな損失を防ぎ、資金管理の観点からも安定したトレードが可能になります。
チャート上での線の引き方と注文のやり方
実際のトレードでは、チャート上に水平線を引いて、エントリー価格(例:1650万円)と損切りライン(例:1630万円)を視覚的に確認するのが一般的です。MT4やTradingViewなどのチャートツールでは簡単にラインを引くことができます。
エントリーは「成行注文」または「指値注文」で行います。成行注文は現在の価格ですぐに売買を行う方法、指値注文は「この価格になったら買いたい/売りたい」と予約する方法です。初心者はまず成行注文から始めると操作が簡単でわかりやすいです。
実例:簡単なエントリー戦略
例えば、「BTC/JPYが1650万円に達したら上昇トレンドに乗る」と予想した場合、そのラインに達した時点で成行でロングエントリーします。損切りラインは事前に1630万円に設定しておきます。さらに利益目標を1700万円に設定すれば、損益比率は1:2.5となり、勝率が50%未満でもトータルでプラスになる可能性があります。
このように、数字に基づいて損切りと利確ラインをあらかじめ決めておくことで、感情に左右されにくいトレードが実現します。
よくある失敗とその対策
初心者がやりがちなのは、損切りを入れないままエントリーしてしまうことや、値動きに慌てて途中で決済してしまうことです。これでは計画的なトレードとは言えず、長期的に損失が積み重なりやすくなります。
また「なんとなくエントリーする」のも避けましょう。必ずチャート分析やルールをもとにエントリーと損切りを設定する習慣をつけてください。
まとめ:エントリーの基本を身につけて一歩前進
「ロング」「ショート」「損切り」などの基本用語と、エントリーの考え方がわかれば、FXや仮想通貨トレードの第一歩をしっかり踏み出すことができます。自分のルールを明確にして、常に損失と利益のバランスを意識したトレードを心がけましょう。
最初は小さなロットで練習しながら、徐々に経験を積んでいくことで、無理のないトレードが身につきます。

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