MT4(MetaTrader 4)で「RSIに重ねた移動平均線(MA)が、指定したRSIのレベル(たとえば30や70)に達したとき、またはそこから戻ったときにアラートを出したい」というニーズは、裁量トレードや自動売買の精度向上に役立ちます。本記事では、それを実現できるインジケーターや実装方法、注意点を解説します。
RSIにMAを重ねるとは?
通常、RSIはサブウィンドウに表示されますが、そのRSIに対してさらに移動平均線(MA)を描写することで、RSIの滑らかなトレンドを見ることが可能になります。
このMAが特定のRSIレベル(たとえば70や30)に到達したときにアラートを出せれば、過熱感や反転ポイントを事前に把握する手段になります。
目的を達成する2つの方法
① カスタムインジケーターを使う方法
② 自作のMQL4コードで組む方法
市販や配布されているインジケーターの中には、「RSI on MA with alerts」や「MA cross RSI alert」など、RSIとMAの両方にアラート機能を持たせたものがあります。
おすすめの無料インジケーター例
- RSI Alert:RSIが指定レベルをクロスした際にアラート
- RSI + MA Alert:RSIに重ねたMAが特定の値をクロスしたときに通知
- MA crossover RSI filter:MAクロスをRSIの条件でフィルターし、アラート
これらのインジケーターは、MQL4フォーラムやGitHub、インジケーター配布サイトで無料ダウンロードできます。
設定方法と使い方の流れ
1. MT4にインジケーターをインストール
2. サブチャートにRSIを設定し、その上にカスタムインジを適用
3. パラメーターでアラート条件を設定(たとえば「RSI MAが70を上抜け」など)
4. 通知形式(アラート音/プッシュ通知/メール送信)も選択可能
なお、一部インジでは「戻り(リターン)」条件=RSIが70から下に戻ったなどの設定も可能です。
注意点:サブウィンドウのMAは標準機能では描画不可
MT4では通常、インジケーターに対して直接MAを描くことはできません。そのため、RSIのデータを元に再描画するカスタムインジケーターが必要になります。標準機能ではできないため、必ずカスタムスクリプトか専用インジを使いましょう。
まとめ:インジケーター選びと条件設定で実現可能
「サブチャート上のMAがRSIレベルに到達または戻った時にアラートを出す」というニーズは、RSI + MA アラート機能つきのカスタムインジケーターで実現可能です。
無料配布されているものも多く、使い方も比較的簡単なので、裁量トレードの精度を高めたい方は一度試してみる価値があります。
インジケーターの導入に不安がある場合は、信頼性の高い配布元やコードレビュー済のものを選ぶのがおすすめです。

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