SBI証券ではセキュリティ強化の観点から、ログイン端末や接続元に応じて追加認証が求められることがあります。特に家族名義の口座に対して、本人以外の端末からアクセスする場合には、注意すべき点が多くあります。本記事では、家族のスマホ以外でログインできるか、固定の端末であれば認証が不要になるのかといった疑問について解説します。
SBI証券のログイン認証の基本ルール
SBI証券では、パソコンやスマートフォンからログインする際、「二段階認証(電話認証またはSMS認証)」が導入されています。特に新しい端末やIPアドレスからのログイン時は、セキュリティチェックが強化されます。
家族名義の口座であっても、名義人本人のスマホで受信できる認証コードが必要なケースがあり、基本的には家族のアクションが求められるのが前提です。
一度認証した端末は「信頼済み端末」として記憶される
ログイン時に追加認証が必要だったとしても、一度その端末で認証が完了すれば、以降は同一端末・同一ブラウザからのアクセスに限り、再認証が省略されることがあります。
たとえば、家族のスマホを使って一度パソコンでのログイン認証を完了しておけば、次回以降は同じパソコンで家族のアクションなしでログインできる可能性があります(ただし、ブラウザのキャッシュやCookieを消去しないことが前提です)。
スマホ以外でのログインと制限事項
家族のスマホ以外でログインを試みると、原則として追加認証が発生します。SBI証券側も、公式FAQで「セキュリティの観点から、名義人本人の確認が必要」と明記しています。
これにより、家族が本人のスマホを所持していない場面では、0120番号への電話などによる本人確認が求められることがあります。つまり、初期認証をスキップする設定や特例は基本的に用意されていません。
やむを得ない場合の代替手段と注意点
どうしても本人のスマホが使用できない場合、家族本人に事前に信頼端末での認証を完了してもらうのが現実的な対応となります。遠隔で操作をサポートする場合は、Zoomやリモートソフトを用いた指示も一つの方法です。
ただし、第三者による操作代行はSBI証券の規約違反となるリスクがあるため、必ず名義人の了解と承諾の上で行うことが大前提です。
セキュリティ設定の強化で柔軟な運用を
家族と協力して、名義人本人の端末にて「信頼済み端末登録」や「認証方式の確認」を定期的に行うことが、安全かつスムーズな運用の鍵となります。
また、ブラウザの設定変更(キャッシュ削除・プライベートモード)やVPNの使用によっても再認証が求められるケースがあるため、環境の一貫性も重要です。
まとめ:原則本人の確認が必要だが、一度の設定で緩和される可能性も
SBI証券では、セキュリティ確保の観点から、家族名義口座であっても本人のスマホによる認証が基本となります。ただし、一度信頼済み端末として設定すれば、以降のログインで追加認証が不要になる場合もあります。
運用の利便性を高めるには、家族間の協力と事前の端末設定が大切です。万が一に備え、定期的にログイン方法を確認しておくと安心です。

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