投資の世界でよく耳にする「コツコツドカン」という言葉。小さな利益を積み重ねながらも、一度の大きな損失ですべてを失うという経験は、初心者に限らず多くの投資家が一度は通る道とも言えます。本記事では、そのような投資行動の背景にある心理と、そこから抜け出すための実践的な対処法を紹介します。
「コツコツドカン」が起こる心理的要因
まず理解すべきは、損失を避けたいという「損失回避バイアス」が人間に備わっているということです。利益が出たときにはすぐ確定したくなり、損失が出たときにはそれを確定したくないという感情が働きます。これがチキン利食いや、損切りの遅れにつながります。
例えば、1,000円で買った銘柄が1,050円になればすぐに利確したくなる一方、950円に下がっても「きっと戻る」と願って放置し、最終的に大きく下がった時に耐えられず損切り、というのはよくあるパターンです。
勝てる人がしている「逆の行動」とは
成功している投資家の多くは「損小利大」を実践しています。小さな損は素早く切り、利益は伸ばすというスタイルです。これはルール化と感情の切り離しができているから可能になります。
例えば、トレーリングストップなどを活用して利益が伸びる限り保有し、一定幅下がったら機械的に売却する方法があります。こうすることで「感情に流されない」売買が可能になります。
ルールと記録で感情を制御する
トレードルールを決めずに感覚で売買していると、どうしても感情に左右されます。「損切りは3%」「利確は10%」などの明確な基準を設けることが有効です。
また、トレード日記をつけて記録と振り返りをすることで、自分の行動のクセや失敗の傾向を把握しやすくなり、改善につながります。
コツコツ損切りでバクエキを得る戦略は実現可能か
理論的には、10回トレードして9回は1万円損切り、1回だけ10万円利確できれば収支はプラスです。これが「損小利大」の基本です。ただし、その1回のチャンスを活かすには忍耐力とシステムトレード的な思考が必要です。
そのためには、自分に合った手法を見つけて、機械的に実行できるようになるまで練習と検証を繰り返すことが不可欠です。
失敗を恐れず学ぶ姿勢が成長の鍵
「コツコツドカン」は失敗ではなく、投資家として成長するための重要な経験です。これを乗り越えることで、冷静で長期的に勝てる視点が養われます。
成功している投資家の多くも同じような失敗を経験しています。大切なのは、そこで学び、同じ過ちを繰り返さない仕組みを作ることです。
まとめ:勝てる投資家になるために
「コツコツドカン」は誰しも一度は通る通過点であり、それ自体が悪いことではありません。重要なのは、そこから何を学び、どう行動を変えるかです。
損切りのルールを徹底し、利益は大きく伸ばす。感情に振り回されず、計画的にトレードを行う。それができるようになることで、安定して勝ち続けることが可能になります。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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