「30代後半で投資額1500万円」は、果たして一般的な水準と比べてすごいことなのでしょうか?この記事では年代別の投資額の実態や平均、そしてその背景にあるライフスタイル・収入差をもとに、客観的に評価してみます。
30代後半の投資額平均と中央値の実態
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(2023年版)」によると、30代の金融資産保有額の平均はおよそ600〜700万円程度、中央値では300万円台というデータがあります。
これらは投資額だけでなく預貯金を含む数字のため、「投資額だけで1500万円」を達成している場合、平均を大きく上回るといえるでしょう。
1500万円という投資額の位置付け
投資額が1500万円に達するには、毎月5万円以上を15〜20年積み立て続ける、または一括でまとまった資金を運用に回す戦略が必要です。
例えばiDeCoやNISA、積立投資信託などを駆使し、継続的にインデックス投資を行っていた人であれば現実的な金額ですが、それでも達成者は限られます。
実例紹介:30代後半で1500万円を作るには?
・20代後半から投資を開始、年間60万円ずつ積立(5万円×12ヶ月)
・年利5%の複利で15年間運用→約1,550万円に成長
また、収入の高い専門職や共働き世帯などでは、家計の余剰資金を投資に回しやすく、資産形成が加速するケースも見られます。
ライフステージと投資スタンスの違い
30代後半は、結婚・出産・住宅購入など支出が多い時期でもあります。その中で投資に1500万円を回せているということは、かなりの節制や堅実な資産管理がされている証拠です。
「投資可能資金がある=すごい」ではなく、「バランスの取れた家計管理と将来設計ができている」ことが注目ポイントです。
1500万円を元にした次のステップ
資産運用の拡大には、分散投資が重要。1500万円あるなら、国内株・米国株・不動産クラウドファンディング・債券など複数商品への分散を検討しましょう。
また、相場変動に備えて生活防衛資金も別途確保し、「攻めと守りのバランス」がとれた資産設計を目指すと、さらなる安定が期待できます。
まとめ:1500万円の投資実績は誇っていい
30代後半で投資額が1500万円あるというのは、日本全体の統計から見ても非常に優秀な成果です。平均的にはまだ資産形成途上の世代である中、その金額を築けているのは「計画性・継続性・自己管理能力」の賜物です。
これからもその投資力を活かし、長期視点で資産を守り増やしていくことが、次のステージへの鍵となるでしょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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