成長つみたて(積立投資)の一括購入後、評価額がプラスになっていると「このまま順調に増えていくのでは?」と思う方も多いでしょう。本記事では、現在プラスである理由、将来的にマイナスになる可能性、そして長期的な運用の視点についてわかりやすく解説します。
成長つみたてが順調に増えている理由
つみたてNISAや成長投資枠で扱われるファンドは、主に世界経済に連動するインデックスファンドです。現在のように米国株や世界株全体が好調であれば、その影響を受けて資産評価額がプラスになりやすいです。
たとえばS&P500に連動する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に投資していた場合、過去10年間の米国経済の右肩上がりの成長がそのまま資産価値の上昇につながっています。
一括投資と積立投資、それぞれの特性
一括投資は、投資したタイミングが「底値」に近ければ大きなリターンが見込めます。ただし、タイミングを外すと短期的に含み損になるリスクもあります。
一方、積立投資は購入単価を平均化する効果(ドルコスト平均法)があり、相場が上下しても心理的な安定感があります。どちらにもメリット・デメリットがあるため、目的に応じて使い分けが重要です。
プラスが続くとは限らない理由
金融商品である以上、相場の影響を受けて上下動があります。リーマンショック(2008年)やコロナショック(2020年)のように世界的な暴落が起これば、一時的に評価損を抱えることも珍しくありません。
特に米国経済や為替(ドル円)の影響を強く受ける商品に投資している場合、為替差損やインフレの影響も考慮すべきです。
評価損益より大切なのは「長期の視点」
たとえ一時的にマイナスになったとしても、成長つみたての本質は長期保有です。5年、10年というスパンで見ることで一時的な下落にも耐えられるメンタルが持てます。
実際に、過去20年のS&P500の推移を見ても、短期的な下落が何度かあっても長期的には右肩上がりです。これが「時間を味方につける投資」の最大の強みです。
参考:現在の評価損益から読み解く状況
実際のアプリ画面では、「評価額合計:1,062,675円」「評価損益合計:+62,675円」と表示されており、運用は順調と言えます。投資信託が上昇トレンドにあるタイミングで購入できたことで、含み益が出ている状態です。
ただし、これは「今のところ」であり、将来もこのまま増え続ける保証はありません。あくまで長期の視点で運用していきましょう。
まとめ:一時的な利益に一喜一憂せず、長期で育てよう
一括で入れた成長つみたてが今プラスなのは、相場環境が良好だったことが要因です。今後マイナスになることもあり得ますが、積立投資は本来10年〜20年スパンで考えるもの。焦らず、定期的に確認しながら育てていく姿勢が何より大切です。

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