最近は少額から株式投資が始められる「ミニ株(単元未満株)」が人気を集めています。楽天証券でも『かぶミニ』という名称でサービスが提供されており、初心者にも扱いやすい仕組みです。本記事では、楽天証券のミニ株に関する手数料、優待、配当、デメリットについてわかりやすく解説します。
楽天証券ミニ株の売却時に手数料はかかる?
楽天証券のミニ株サービス「かぶミニ」では、買付時・売却時ともにスプレッド形式の手数料がかかります。これは通常の株取引とは異なり、株価に上乗せ(買付)または差し引き(売却)される仕組みです。
例えば、株価が1,000円であれば、買付時は1,005円、売却時は995円など、数円の差がスプレッドとして反映されます。明確な手数料額ではありませんが、実質的なコストとして理解しておく必要があります。
10株ずつ買って100株になれば株主優待は受けられる?
楽天証券の「かぶミニ」で購入した単元未満株を積み上げていき、100株(1単元)になれば、株主優待や議決権の対象になります。
ただし、楽天証券では100株に達しても自動で単元株に切り替わることはありません。優待を受けたい場合は「単元株への移管手続き」が必要です。通常は書面やWEBでの申請により、単元株として扱われるようになります。
単元未満株でも配当金はもらえる?
ミニ株であっても配当金は受け取れます。たとえば1株でも保有していれば、その株数に応じた配当金が分配されます。
ただし、楽天証券では「かぶミニ」の場合、楽天証券が名義人となるため、実際の受取は楽天証券経由で行われます。税金も通常通り源泉徴収されます。
ミニ株投資のデメリットと注意点
楽天証券のミニ株には次のようなデメリットもあります。
- 注文のタイミングが限定される:ミニ株はリアルタイム取引ではなく、当日中の一定タイミングで一括注文されます。
- 優待がすぐに受けられない:100株を超えるまで株主優待の対象外。
- 売買スプレッドが実質手数料:目に見えづらいがトータルでコストになる可能性あり。
これらの点を踏まえて、長期的に積立感覚で運用したい人向けの投資手法といえるでしょう。
楽天証券「かぶミニ」の使い方と実例
例えばトヨタ自動車(7203)の株価が2,500円の場合、ミニ株なら1株単位=約2,500円から購入できます。月に1株ずつ積立し、8年4か月で100株に達する計算になります(仮に株価が変動しない場合)。
ミニ株で配当金もコツコツ積み上がり、単元化すれば優待や議決権も獲得できるので、初心者にとって非常に実用的な投資スタイルといえます。
まとめ:楽天証券のミニ株は少額から始めたい人に最適
楽天証券のミニ株(かぶミニ)は、手数料がスプレッド形式で明快、単元未満でも配当金が得られ、コツコツ投資が可能という特徴があります。ただし、優待の自動取得やリアルタイム取引ができないなどの制約もあるため、利用目的に合わせた活用が大切です。
将来的に100株を目指す計画的な運用には非常に向いています。まずは少額からミニ株を試して、投資の世界に一歩を踏み出してみましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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