近年の金価格高騰を背景に、昔購入したK18ジュエリーの価値が大きく上昇しています。使わなくなったジュエリーを資産としてそのまま保有するか、それとも金貨やインゴットといった純金商品に買い換えるべきか。悩ましい選択に、実務的かつ投資的観点から迫ります。
K18ジュエリーの資産価値とは?
K18は金の含有率が75%の合金で、市場では純金よりも若干安く評価されますが、ジュエリーとしての価値が加味されるため、デザインやブランドによっては買取価格が高くなることもあります。
例えば、TIFFANYやCartierなどのハイブランド品は、グラム単価より高値で買い取られるケースがあります。こうした場合は、むやみに精錬して金地金に変えるより、ジュエリーとしての付加価値を活かすのが得策です。
インゴット・金貨へ買い換えるメリット
純金のインゴットや金貨は、税制上「地金」として取り扱われ、資産保全・相続対策としても評価が高いです。特に24K(99.99%以上)のインゴットは、国際的にも流通可能な信頼性を持ちます。
また、インゴットで保有すれば、重量あたりの価値が明確で、資産管理や売却の際にスムーズです。金貨はコレクター価値もあり、商品によっては金の市場価格を上回る値がつくこともあります。
注意点:売却・買い換え時のコスト
ジュエリーを買取に出す際には、買取手数料や目減り(石やパーツが取り除かれる場合)が発生します。また、インゴットや金貨の購入時にも、販売手数料や消費税が上乗せされるため、全額が資産として転換されるわけではありません。
たとえば、100万円相当のK18を売却しても、手数料等で約90万円前後に目減りし、同額のインゴット購入には消費税等がかかるため、実質的に手元の金量が減るリスクがあります。
金の流動性と将来価値の比較
ジュエリーは装飾品である一方、金貨・インゴットは「現物資産」としての流動性に優れています。特にインゴットは、世界共通で価値が認識され、換金性の高さが特徴です。
ただし、ジュエリーのように価格が大きく変動しないものも多く、使用機会や愛着がある場合は保有継続も一つの選択肢です。
ケース別おすすめ戦略
- ブランドジュエリーが多い方:まずはブランド買取専門店で査定。価値が高い場合はそのまま保有も検討。
- 無銘のK18ジュエリーが多い方:買取価格を複数社で比較し、売却してインゴットへ転換を検討。
- 今後の相続や資産管理を意識する方:純金インゴットや金貨への買い換えが有効。
まとめ:使わないK18ジュエリーは「見直し」のタイミング
今後も金価格は不安定な世界経済の中で注目される資産ですが、ジュエリーのまま保有するか、インゴットへと切り替えるかは、その目的と現在の保有状況によって異なります。
まずは信頼できる複数の買取業者で査定し、納得できる価格を確認してからの行動が基本です。税金や手数料を含めた実質的価値で、最適な資産運用を選びましょう。

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