近年、SNSを利用した暗号資産関連の詐欺やアカウント乗っ取りが急増しています。特に信頼される立場の人物や高齢者のアカウントから、急に不自然な投資勧誘が行われるケースが見受けられます。本記事では、そのような事例の背景や見分け方、そして対処法について詳しく解説します。
突然の投資話は疑うべきサイン
「3時間で20万円儲かった」「知人の紹介で始めた」など、短期間で大金が得られたという話は典型的な詐欺の手口です。特に、それまで一切投資に触れていなかった人が、いきなり詳細な利益報告をしながら特定の人物へのDMを勧める場合、詐欺の可能性が非常に高いといえます。
また、「海外のビットコインマイニング会社」や「外国人名の紹介」などが登場する場合、詐欺グループが外国を装って信頼感を与える手法であることが多く、注意が必要です。
アカウント乗っ取りと本人投稿の違いを見極める
投稿に日本語の不自然さや、普段と違う文体・トーンがある場合は、アカウント乗っ取りの可能性があります。特に高齢者やITリテラシーの低いユーザーは、パスワードの管理が甘く、不正ログインの被害に遭いやすい傾向があります。
一方で、本人が騙されて投稿しているケースも少なくありません。詐欺師から「あなたも成果を投稿すれば報酬が増える」などと唆され、善意で広めていることもあります。
実際にあった被害事例
実際に、教育関係者のアカウントが乗っ取られ、「仮想通貨で儲けた」という投稿をした後、フォロワーが数十万円を騙し取られるという被害が報告されています。中には、家族や同僚に指摘されるまで乗っ取られていたことに気づかなかったケースもあります。
別の例では、本人が騙された結果、悪意なく詐欺の加担者になっていたケースもあり、被害が拡大しやすい構造となっています。
こうした投稿を見たときの対処法
もし、フォローしているアカウントが突然このような投稿を始めたら、DMを送らない・リンクをクリックしないことが基本です。可能であれば、家族や共通の知人に連絡して本人確認を取りましょう。
また、SNS運営会社に不審な投稿として通報し、アカウント保護の対応を促すことも有効です。特に教育者や公務員など、社会的信頼性の高い立場の人のアカウントは標的にされやすいため、周囲の注意も重要です。
もし自分が被害に遭った場合の対応
被害に遭った、または加担してしまったと気づいた場合は、すぐに消費生活センターや警察に相談しましょう。また、SNSのアカウントはすぐにパスワード変更と二段階認証の設定を行うべきです。
証拠となるやり取りやスクリーンショットは削除せず保管し、トラブルの解決や被害回復の手がかりにしてください。
まとめ:信頼できる人の投稿でも冷静な判断を
たとえ信頼する人物のアカウントからであっても、「すぐ儲かる」「DMして」という表現には警戒すべきです。アカウントの乗っ取りか、本人が騙されているかにかかわらず、結果的に詐欺の拡散に加担することになります。
冷静な判断と正しい知識が、SNSトラブルを防ぐ第一歩です。

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