台湾の半導体製造大手、TSMC(台湾積体電路製造)は世界中の投資家から注目されている銘柄のひとつです。この記事では、日本国内からTSMCの株式を購入する方法や、利用可能な証券会社、購入時の注意点について詳しく解説します。
TSMCとはどんな企業か?
TSMCは世界最大の半導体受託製造企業であり、Apple、NVIDIA、AMDなど世界的なIT企業の重要なサプライヤーです。台湾証券取引所(TWSE)に上場しているほか、米国のNYSEにもADR(米国預託証券)として上場しています。
個人投資家でもこの有望な企業に投資することが可能で、特に米国ADRを通じての購入が現実的です。
日本でTSMC株を買う方法は主に2つ
- ① 米国ADR(TSMC:ティッカーシンボル TSM)を買う
- ② 台湾株として直接購入する
多くの日本人投資家にとって現実的で簡単な方法は、米国市場に上場しているTSMCのADR(American Depositary Receipt)を購入することです。日本の主要ネット証券でも対応しています。
TSMC株を購入できる日本の証券会社
TSMCのADRを取り扱っている主な日本の証券会社は以下の通りです。
- SBI証券:米国株に対応。スマホアプリからも購入可能。
- 楽天証券:初心者にも使いやすい。円貨決済・外貨決済選択可。
- マネックス証券:米国株に強く、注文の柔軟性が高い。
- 松井証券:2023年から米国株に本格参入。
- アイザワ証券:台湾株の現地株式としての直接取引にも対応している数少ない証券会社。
つまり、TSMC株はアイザワ証券でしか取引できないわけではなく、他のネット証券でも米国ADRを通じて購入可能です。
ADRと台湾株の違いを理解しよう
TSMCの株を買うには「米国ADR」と「台湾現地株」という2つのルートがありますが、個人投資家にはADRの方が手続きも簡単で情報も豊富です。
一方、台湾現地株を購入したい場合は、アイザワ証券や内藤証券などの台湾株に対応した証券会社を通じて取引が可能ですが、口座開設や為替取引などに少しハードルがあります。
購入時の注意点:為替と手数料
TSMCのADRを購入する際には、ドル建てでの取引になるため、為替レートの変動がリターンに影響を及ぼします。また、証券会社によって為替手数料や売買手数料が異なるので、事前に確認しておきましょう。
例として、楽天証券では為替手数料が1ドルあたり25銭(片道)かかりますが、SBI証券の住信SBIネット銀行経由なら4銭と低コストで済む場合もあります。
まとめ:TSMC株は複数のルートで購入可能
TSMCの株式は、日本国内の主要ネット証券を通じて米国ADRとして購入することが可能です。台湾株として直接購入する場合は、アイザワ証券などの一部証券会社を利用する必要がありますが、ADRであればSBI証券や楽天証券などでも簡単に取引できます。
投資を始める際は、それぞれの証券会社の手数料や取扱商品を比較し、自分に合った方法でTSMC株を購入しましょう。

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