SBI日本高配当株式インデックス・ファンドは長期投資に向いているのか?その実力を徹底検証

株式

長期の資産形成を考えるうえで「高配当株式インデックスファンド」は人気の選択肢です。なかでも注目されているのが「SBI日本高配当株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(高配当))」です。本記事では、その特徴やメリット・デメリット、他の高配当系商品との比較を通じて、長期保有に適しているのかを探ります。

SBI日本高配当株式インデックス・ファンドとは?

このファンドは、SBIアセットマネジメントが運用するインデックスファンドで、「Morningstar日本株式高配当指数(配当込み)」に連動する成果を目指しています。対象銘柄は高配当利回りを基準に選定されており、主に東証プライム市場に上場する日本企業が中心です。

ファンドのコスト(信託報酬)は年率0.1238%と低水準で、長期保有におけるコストメリットがあります。

利回りとリスクの実績をチェック

直近1年の分配金利回りは3.5〜4.2%程度と、定期預金や債券よりも高水準です。ただし、株価下落局面では元本割れのリスクもあるため、値動きには注意が必要です。

実際に2022年〜2023年のような市況悪化時には基準価額が下がった局面もありますが、その一方で2024年には堅調な戻りを見せており、長期スパンでの積立には耐性があるファンドといえるでしょう。

他の高配当系ファンドやETFとの比較

主な比較対象は以下の通りです。

ファンド名 信託報酬 利回り(概算) 特徴
SBI日本高配当株式 0.1238% 3.5〜4.2% 低コスト・分散型
iシェアーズ MSCIジャパン高配当ETF(1478) 0.19% 3.2〜4.0% ETF形式で売買可能
日経高配当株50ETF(1489) 0.308% 4.5%以上 配当特化・やや集中

個別銘柄の管理が不要で、定期積立にも対応している点ではSBI日本高配当株式ファンドは非常に初心者向けです。

長期的に積立投資として適している理由

・低コスト:インデックス連動型かつ信託報酬が低く、複利効果を生かせます。

・分散性:複数の日本企業に自動で分散され、特定企業への偏りリスクが軽減されます。

・自動再投資が可能:分配金を自動で再投資する仕組みも選択可能で、長期保有に有利です。

ただし、短期で売買益を狙う商品ではないため、値動きに一喜一憂せず、毎月一定額を淡々と積み立てる「ドルコスト平均法」が効果的です。

注意すべきデメリットやリスク

・株価下落時に含み損を抱える可能性があります。

・高配当銘柄は景気敏感株が多いため、景気後退局面では値下がりリスクも意識しておく必要があります。

また、為替リスクがない国内株式ファンドであるため、グローバル分散を希望する場合は別途の対応が求められます。

まとめ:SBI日本高配当株式は「手堅い長期投資」向き

高配当株を中心に据えた長期投資戦略において、「SBI日本高配当株式インデックス・ファンド」は、コスト面・分散性・再投資のしやすさという3点において優れた選択肢です。

ただし、リスクゼロではないため、ポートフォリオ全体でのバランスを意識し、無理のない範囲で積立を行うのが成功の鍵です。将来に向けた安定収入源として、慎重に活用していきましょう。

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