ビットコインが1年で9倍になったことはある?歴史的な値動きを徹底検証

資産運用、投資信託、NISA

ビットコインの驚異的な値上がりは多くの投資家にとって魅力的な話題です。中には「1年で9倍になった」といった話も耳にしますが、それは本当にあったのでしょうか?この記事では、ビットコインの価格推移をもとに、実際に短期間で急騰した事例があるのかを検証していきます。

ビットコインの誕生から現在までの価格推移

ビットコインは2009年に誕生し、当初は1BTCが1円にも満たない時期が続きました。初めて話題になったのは2010年5月、1万BTCでピザ2枚を購入した「ビットコイン・ピザ・デー」が象徴的です。

その後、徐々に価格が上がり、2013年には1BTCが10万円を突破。2017年には一時200万円超えを記録し、2021年11月には過去最高値の約780万円を記録しました。

実際に「9倍」になった年は存在するのか?

過去を振り返ると、2017年は非常に顕著な例です。2017年1月初頭、1BTCは約10万円でしたが、年末には約190万円まで上昇。これは1年で19倍、つまり1万円が19万円になったとも言えるほどの急騰です。

また、2013年にも同様の現象が起きています。この年の初めには約1,000円程度だったビットコインが、年末には10万円以上に。これも10倍以上の値上がりです。

なぜここまで値上がりしたのか?

これほどの急騰にはいくつかの要因が挙げられます。ひとつは投資家の期待によるバブル的な買い、もう一つは制度整備の進展や大手企業の参入です。2017年にはCMEがビットコイン先物取引を開始したことが、大きなきっかけになりました。

さらに2020年〜2021年にかけては、テスラ社のビットコイン購入や、ペイパルなどによる決済導入が材料となり、個人投資家だけでなく機関投資家の資金流入が急増しました。

投資判断には冷静な検証が必要

このように、1年で9倍、あるいはそれ以上になった年は実際に存在します。ただし、そのような時期はごく限られており、常に起こるものではありません。

特に初心者が過去の急騰に惹かれて投資を行う場合、その後の暴落リスクや税制、取引所の安全性なども含めて、冷静な判断が求められます。

まとめ:1年で9倍は「事実」だが常ではない

結論として、ビットコインが1年で9倍以上になった年は実際に存在します。2013年や2017年が代表例です。しかし、それは例外的な状況であり、必ずしも毎年そのような利益が得られるわけではありません。

歴史的事実を元に正しい情報を得たうえで、過去の実績だけに頼らず、今後の投資判断は慎重に行うことが成功への鍵となるでしょう。

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