「1分足はノイズが多くて難しい」と感じるトレーダーにとって、5分足はちょうど良いバランスが取れた時間足として人気です。5分足はエントリー回数が比較的多く、かつノイズが1分足よりも少ないため、初心者から中級者にもおすすめできる手法が存在します。本記事では、5分足で高勝率を目指すための具体的な戦略と実践のヒントを解説します。
5分足の魅力とは?1分足との違いを整理
1分足に比べて、5分足は価格の変動に一定の落ち着きがあり、チャートの騙し(フェイクアウト)も減ります。そのため、トレンドの方向性を掴みやすく、誤ったエントリーを減らすことができます。
また、1時間に12本の足が形成されるため、1分足ほどではないにせよ、エントリーチャンスも十分にあります。特に東京・ロンドン・NY時間の切り替えなど、流動性の高い時間帯を狙えば高勝率を目指せます。
実際に使われる5分足の高勝率手法
以下は、多くのトレーダーが実践している5分足のシンプルかつ有効なトレード手法です。
- 移動平均線(MA)クロス手法:5EMAと20EMAのクロスを使い、ゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売り。トレンドフォロー型の王道戦略です。
- ボリンジャーバンド反発手法:±2σでの反発を狙う逆張り手法。バンドウォーク中は様子見することが肝です。
- MACDとRSIの併用:MACDクロスに加えてRSIが70以上・30以下を示しているときに逆張りの根拠を持たせる。
どの手法も、必ず「時間帯」「通貨ペア」「直前の相場の流れ」を加味して判断することで勝率が向上します。
5分足トレードのメリットと注意点
5分足の最大のメリットは、チャートの「見やすさ」と「機会の多さ」のバランスです。初心者がトレードルールを守る訓練にも最適で、エントリーポイントが整理しやすく、感情に左右されにくいのが特長です。
ただし、スキャルピングほどの即時性はないため、損切り幅が若干広がる傾向があります。その分、リスクリワード比(1:1.5以上)を重視する戦略が求められます。
エントリー頻度と「たくさん儲かる」の関係
「エントリー回数が多い=利益も多い」と考えがちですが、これは危険な思い込みです。トレードはあくまで期待値で動きます。勝率50%でもリスクリワードが優れていれば、結果として資金は増えていきます。
むしろエントリー回数を増やしすぎると、ルールを破って感情的な取引を招きやすくなります。高勝率を目指すなら、回数よりも「質」にこだわることが重要です。
トレードルールを明文化しよう
5分足で安定して勝つためには、自分なりのルールを明文化し、それを守ることがカギです。以下は一例です。
- エントリーはロンドン時間開始から2時間以内
- 移動平均線のクロス+MACDのゴールデンクロスが揃ったときのみ
- 損切りは直近のヒゲの下に10pips、利確は1.5倍で設定
- 1日3回までのトレードに制限
このようなルールに沿って行動することで、メンタルのブレが減り、勝率も安定してきます。
まとめ:5分足は初心者にも扱いやすい優秀な時間軸
5分足チャートは、1分足に比べてノイズが少なく、トレード回数もそれなりに確保できるため、初心者から中級者にとって非常に使いやすい時間足です。高勝率を目指すためには、明確なルールと過去検証、そして感情に左右されないトレード習慣が不可欠です。
「短期でたくさん儲けたい」と焦るのではなく、1回1回の取引に根拠を持ち、継続的にプラスを積み上げていく姿勢が最も重要です。5分足でのトレードを磨いて、着実な資産形成につなげましょう。

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