初めての株式投資に挑戦する際、注文が通らないと戸惑ってしまうこともあります。特に「かぶミニ」は通常の株取引とは異なる仕様があるため、注文の時間帯や方式を理解しておくことが大切です。この記事では、かぶミニの基本から注文が制限される理由まで、初心者向けにわかりやすく解説します。
かぶミニとは?少額から始められる株式取引
「かぶミニ」は楽天証券が提供するミニ株サービスで、1株単位から取引できることが最大の特徴です。通常の株式は100株単位での取引が原則ですが、かぶミニを利用すれば少額資金から分散投資が可能になります。
例えば、トヨタの株価が1株2,500円なら、通常は25万円ほど必要ですが、かぶミニなら1株のみでOK。資金に余裕のない初心者にとって、ハードルを大きく下げてくれる仕組みです。
かぶミニの注文時間は通常の株式と違う
楽天証券のかぶミニでは、取引時間が制限されており、通常の株式市場の時間(9:00〜11:30、12:30〜15:00)内にはリアルタイム注文ができません。
かぶミニの注文受付時間は以下の通りです。
- 注文受付時間:7:00〜14:30(当日約定)
- 時間外受付(翌営業日分):14:30〜翌7:00
つまり、午前9時17分など市場が開いている時間帯に「寄付(よりつき)銘柄」の注文を出そうとすると、「現在は受付していません」というエラーが表示されてしまうのです。
指値注文は可能?かぶミニでの注文方法
かぶミニでは、指値注文と成行注文の両方が利用可能ですが、リアルタイムの板情報に基づく注文ではなく、楽天証券が定めた価格で約定する点に注意が必要です。
また、注文後すぐに約定するとは限らず、約定価格やタイミングは楽天証券側で決まるため、注文がキャンセルされるケースもあります。
なぜ注文できない?「寄付銘柄」エラーの理由
「寄付銘柄」とは、株式市場の始値(よりつき)を決定するための初動取引の対象となる銘柄のことです。楽天証券ではこのタイミングのかぶミニ注文を制限しており、9時前後や特定の時間帯に該当する銘柄は注文不可になることがあります。
この制限は、かぶミニの約定方式が市場価格とは独立して設定される仕組みであるため、安全性と公平性を保つために設けられています。
初心者が注意すべきポイント
かぶミニは手軽な反面、リアルタイム取引ができない・取引時間が限られている・成行と違い注文が通らないことがあるなど、通常の株式取引と違う部分が多くあります。
初めて取引する際は、事前に「注文受付時間」「約定のタイミング」「注文条件」などを確認してから操作するのがベストです。楽天証券の公式ヘルプやサポートも参照すると良いでしょう。[参照]
まとめ:取引時間を理解すれば安心して使える
かぶミニでは、通常の株式と異なり市場の開いている時間帯にリアルタイムでの注文ができないため、「今すぐ買いたい!」と思っても注文が通らない場合があります。特に朝の時間帯や寄付きに近い時間には制限があるため、落ち着いて注文受付時間を確認してから操作するようにしましょう。
少額でリスクを抑えて始められる便利な制度だからこそ、ルールを理解して正しく活用することが重要です。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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