日本からアメリカの銀行へ1800ドルを送金する場合、為替レートや送金手数料、そして選ぶ銀行によって実際に相手に届く金額が大きく変わります。この記事では、Wiseなどのフィンテックを除いた日本国内の主要銀行を使った送金に焦点を当て、送金時の注意点やおすすめ銀行をわかりやすく解説します。
日本円で入金してドルで送金する仕組みとは
日本からドル建てで送金する際、日本円での入金を経てドルに換算されます。この際、適用される為替レートは通常、銀行が定めた「TTSレート(Telegraphic Transfer Selling Rate)」が使われ、これは実勢の為替レートよりもやや不利な水準です。
例えば、実勢レートが1ドル=150円の場合でも、TTSが153円となっていれば、実質的に1ドルあたり3円の為替手数料が上乗せされる形になります。1800ドルを送金する場合、153円×1800=約27万5400円が必要になります。
送金にかかる手数料の仕組み
銀行送金には主に以下3つの手数料が発生します。
- 送金手数料:銀行が徴収する基本的な手数料(例:三菱UFJで4000円)
- リフティングチャージ:外貨建てで送金する際に追加される費用(通常2500円程度)
- 中継銀行手数料:送金ルート上に介在する銀行による徴収(15〜30ドル程度)
つまり、実質的な手数料総額は7000〜1万円前後になることが一般的です。
主要銀行の送金対応と費用比較
銀行名 | 送金手数料 | リフティングチャージ | 特徴 |
---|---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 4000円 | 2500円 | 大手で安心だが手数料はやや高め |
三井住友銀行 | 4000円 | 2500円 | オンラインバンキングでも手続可能 |
みずほ銀行 | 4000円 | 2500円 | 外貨預金口座が必要な場合あり |
りそな銀行 | 3000円 | 2500円 | やや安価な手数料で人気 |
都市銀行は手数料設定が似通っており、利便性や取引経験を基に選ぶのが一般的です。
Wiseを使わずにコストを抑えるコツ
銀行送金を前提とする場合でも、以下の工夫でコストを圧縮できます。
- 外貨預金口座を事前に開設して自分で為替取引を済ませる(為替手数料の節約)
- 送金頻度が多い場合、法人・プレミア口座を活用
- 受取銀行が中継銀行不要なルートを指定する
また、少額送金であれば郵便局(ゆうちょ銀行)の「国際送金サービス」も検討対象になります。
トラブルを避けるための注意点
送金を行う前に、以下の点を確認しておくとスムーズです。
- 受取銀行のSWIFTコード、住所、支店名などを正確に記入
- 口座名義や口座番号が誤っていないか確認
- 送金目的(学費、生活費など)を銀行に伝える
送金後は、銀行の控えを保管し、念のため受取側から着金確認を取るのが安全です。
まとめ:1800ドルの送金は慎重な比較がカギ
アメリカへの1800ドル送金では、銀行選びと為替レート、手数料構造を理解することが成功の鍵です。Wiseなどを使わない場合でも、銀行の手数料体系を比較し、必要に応じて外貨預金や送金目的の明確化を行えば、無駄なコストを抑えて安全に送金できます。
高額送金や頻度の多い場合には、銀行の専用サポートを活用するのも良い選択肢です。

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