副業や本業としても人気の「せどり(転売)」ですが、仕入れ判断の基準として「利益額のボーダーライン」を決めている人とそうでない人では、大きく収益性が変わってきます。この記事では、仕入れ判断に役立つ「最低利益額」や「利益率」の考え方をわかりやすく解説します。
仕入れ基準を決める重要性
せどりは回転率も重要ですが、最終的に利益が残らなければ意味がありません。ボーダーラインを明確に持っていないと、「小さい利益の積み重ねで消耗する」ことや、「赤字になる仕入れ」を繰り返すリスクが高まります。
たとえば500円の利益が10件あっても、送料・手数料・梱包・仕入れの手間などを差し引くとほとんど手元に残らないことも。だからこそ、自分なりの仕入れ基準=利益ボーダーラインを決めることが必要なのです。
利益額と利益率、どちらを重視するべきか?
まず基本となるのは「利益額」。たとえば以下のような考え方が一般的です。
- 1,000円未満の商品 → 利益300円以上
- 1,000~3,000円の商品 → 利益500円以上
- 3,000~10,000円の商品 → 利益1,000円以上
- 1万円以上の商品 → 利益2,000円以上
また「利益率」も重要で、目安としては20~30%を下回ると非効率になりがちです。たとえば500円で仕入れて1,000円で売れるなら50%の利益率となります。
仕入れ判断の実例:500円の商品はどう判断する?
たとえば、500円で仕入れた商品がAmazonで1,200円で売れていたとします。FBAを使う場合、販売手数料が200円、配送料・保管料などでさらに150円とすると、利益は350円前後。
この場合、利益率は約70%と非常に高いですが、利益額としては350円。時給換算で考えたとき、「それに見合う労力か?」を判断基準にすることが大切です。
薄利多売と高利益少数精鋭、どちらが効率的?
薄利多売戦略は回転率が高ければ利益も積み上がりますが、在庫・発送管理の手間がかかる点に注意が必要です。高利益商品を狙う戦略は、単価も高く仕入れリスクも上がりますが、作業工数を抑えて効率よく稼げる可能性があります。
たとえば中古家電・ブランド品・楽器などは1件あたり2,000円以上の利益が出やすく、月10件で2万円超の利益を狙える人もいます。
仕入れ判断の指針を持つ方法
毎回迷わないためにも、次のようなルールをあらかじめ作っておくと効率的です。
- 「最低利益額は500円以上」
- 「利益率は30%以上」
- 「在庫期間は1ヶ月以内を目安」
- 「送料・手数料・返品リスク込みで計算」
このように数値で明確にすることで、時間や労力のロスを最小限に抑えられます。
まとめ:自分に合った利益ボーダーを設定しよう
せどりで成功するためには、利益額のボーダーラインを「感覚」ではなく「数字」で明確にすることが非常に重要です。
月にどれくらいの収益を目指すのか、そのために1件あたりいくら稼ぐべきかを逆算すれば、自然と仕入れ基準も明確になります。あなたの時間と資金を有効に使うためにも、ぜひ今日から「自分の仕入れボーダー」を持つことを意識してみてください。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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