FXで1万円を失った後に借金になる?証拠金取引の仕組みとリスクを徹底解説

外国為替、FX

「FXで1万円を入れてトレードし、全額損失になったけど、このあとさらに請求されることはあるのか?」という疑問は、FX初心者が最初に抱く不安の一つです。この記事では、国内FX業者のルールや追証の可能性、借金リスクについて、わかりやすく解説していきます。

FXは「証拠金取引」:元本を超える損失はあるのか

FX(外国為替証拠金取引)は、証拠金という担保金を預けて、それを元に何倍もの取引ができる仕組みです。つまり、レバレッジを効かせて、少額でも大きな取引が可能です。たとえば1万円で最大25万円相当の通貨を取引できます。

この仕組み上、相場が急変した際に「元本以上の損失」が発生するリスクが存在します。しかし、多くの国内FX業者では、顧客保護のための「ロスカット」「ゼロカット制度」が導入されています。

国内FX業者では基本的に借金リスクは少ない

2024年時点では、日本の主なFX業者(GMOクリック証券、DMM FX、SBI FXなど)は、ロスカットとゼロカットルールにより、預けた証拠金以上の損失が出にくい設計になっています。

たとえば、ロスカットとは、証拠金維持率が一定以下になった時点で強制的にポジションが決済される仕組みです。また、ゼロカットとは、万が一元本を超える損失が発生した場合でも、損失分の請求をしない制度を意味します。

ただし、例外が存在する:相場急変時や海外FX

市場が急変した際(例:スイスフランショックやアメリカの雇用統計直後など)、ロスカットが間に合わず、大きな損失が確定することがあります。このようなケースでは、証拠金を超えるマイナスが一時的に発生する可能性があります。

また、海外FX業者ではゼロカットが保証されないケースや、悪質業者では借金を請求されるリスクも存在します。そのため、国内で金融庁に登録された正規業者を選ぶことが非常に重要です。

実際に「借金になった」事例はあるのか?

過去には、2015年のスイスフランショックで、ロスカットが間に合わずに数百万円単位の損失を被ったという報告が相次ぎました。とはいえ、こうした極端なケースはごくまれで、最近の国内業者ではほとんど発生していません

一方、レバレッジをかけすぎて相場変動に耐えきれず、ロスカットが間に合わないという事態を避けるため、レバレッジを下げることやストップロス設定を行うのが有効です。

まとめ:国内FXで1万円がゼロになっても基本的に請求はない

結論として、国内の金融庁登録業者を利用していれば、1万円がゼロになっても追加の請求が来る可能性は極めて低いです。特にゼロカットが明記されている業者を選んでいれば安心です。

ただし、相場急変時のリスクや、海外業者利用時のルールには注意が必要です。投資はあくまで余裕資金で、自己責任で行うべきです。[参照] 金融庁:FX取引業者一覧

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