株やFX、暗号資産など、チャートを用いた投資手法には共通するものがあります。それが『型』を見極めるというアプローチです。この記事では、「チャートの型を探すことはテクニカル分析に該当するのか?」という視点から、勝ちやすいパターンの見つけ方と活用法を丁寧に解説します。
チャートの『型』とは何か?
チャートの『型』とは、過去の価格の動きから繰り返し現れるパターンを指します。代表的なものに「ダブルボトム」「ヘッドアンドショルダー」「フラッグ」などがあります。これらは単なる形ではなく、多くのトレーダーが認識して行動する“心理の反映”とも言えるものです。
たとえば「三角持ち合い」が形成された後にブレイクアウトが起こるという動きは、典型的な『型』の一例です。このような型を見つける作業そのものが、まさにテクニカル分析の基礎です。
テクニカル分析の一部としての『型』探し
チャート分析には2つの柱があります。
- 価格の動き(プライスアクション)
- インジケーターによる補助分析
型を探す行為は、明らかにこのうちの“価格の動き”に焦点を当てたテクニカル分析の王道です。
つまり、『型』を探すこと自体が立派なテクニカル分析の手法であり、相場参加者の思考や感情を読み解くアプローチとも言えるのです。
有名なチャートパターンの実例
いくつかの典型的な『勝ちやすい型』を見てみましょう。
- ダブルボトム:2度底を打った後に上昇しやすいパターン。反発の強さを示唆。
- フラッグ:急騰または急落の後に短期の調整が入り、再び元の方向へ動く。
- 三角持ち合い(トライアングル):価格が収束するように推移し、ブレイクアウトで大きく動く。
これらのパターンは、世界中のトレーダーに注目されているため、形が完成すれば“群衆心理”として機能しやすいのです。
『型』に頼るだけでは危険?注意点とは
『型』に完全に依存してしまうと、だましや逆行で損失を出すリスクがあります。そこで重要になるのが次の2点です。
- 出来高の確認:型のブレイク時に出来高が伴っているか
- マルチタイムフレーム分析:複数の時間足での一致を確認する
また、「完璧な型」など存在しないため、リスク管理と損切りラインの設計も重要な要素になります。
実際に型を探すときのステップ
- チャートを過去検証(リプレイ機能などを使う)
- よく出現するパターンを記録する(ノートやExcelで管理)
- その型が機能する確率と失敗パターンを洗い出す
- 実戦トレードでルールに沿って試す
例えば「5分足での三角持ち合いは勝率が高いが、15分足ではだましが多い」といった具体的な傾向をデータ化しておくと、実戦での自信につながります。
まとめ:『型』を見極めることは立派な分析スキル
結論として、チャートの『型』を探す行為は、テクニカル分析そのものです。型を知り、使いこなすことで、勝率の高いトレード戦略を構築することができます。
ただし『型』だけに頼らず、他の情報と組み合わせた複合的な判断が重要です。ぜひ過去チャートの検証を通じて、自分なりの「勝てる型リスト」を構築してみましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント