楽天証券での金(ゴールド)取引における評価損益の仕組みと手数料の考え方

株式

近年、資産防衛やインフレ対策として人気を集めている金(ゴールド)投資。楽天証券でも気軽に購入できるため、初心者の方にも選ばれています。この記事では「評価損益には手数料が含まれているのか?」という疑問に答えながら、金取引における損益の見方をわかりやすく解説します。

楽天証券の「評価損益」に手数料は含まれるのか?

結論から言えば、楽天証券の評価損益は購入価格と現在の価格の差で計算されており、手数料もすでに反映された形で表示されています。つまり、評価損益がプラスであれば、少なくとも手数料分のマイナスを乗り越えて利益が出ている状態と考えて問題ありません。

たとえば、購入時に手数料が500円かかっていても、評価損益が+1,000円となっていれば、実質の利益はそのまま+1,000円です。手数料はすでに織り込まれています。

手数料はどのタイミングで発生しているのか?

楽天証券で金を購入する際には「スプレッド」という形で実質的な手数料が発生しています。スプレッドとは、購入価格(Ask)と売却価格(Bid)の差額のことで、この差が実質的なコストとなります。

たとえば、購入時に1gあたり8,000円、売却価格が7,950円と表示されていれば、その50円が1gあたりのスプレッド=コストです。評価損益はこの差も含めた損益として表示されます。

評価損益がプラスなら「手数料負け」はない

多くの人が不安に思う「手数料負け」とは、手数料を含めると利益がなくなってしまう状態を指します。しかし、楽天証券では評価損益にスプレッドや手数料が反映されているため、評価損益がプラスであればすでに手数料を上回っている=「手数料負けしていない」状態です。

ただし、最終的な利益を確定させるためには、実際に売却して手取り金額を確認する必要があります。税金のことも考慮しましょう。

金の取引で注意したい「課税」のポイント

楽天証券で金を売却し利益が出た場合、それは「譲渡所得」として課税対象となります。ただし、年間50万円までの特別控除があるため、その他の譲渡益と合わせて計算する必要があります。

たとえば、他にも株式や仮想通貨などの売買益がある場合、それらと通算される可能性もあるため、確定申告の際には一括して確認しましょう。心配な方は税理士やFPに相談するのも有効です。

投資の判断は「評価損益+目的」で決めよう

短期的な評価損益に一喜一憂せず、金投資をする目的を明確にしておくことが大切です。インフレ対策、通貨リスク分散、資産の安定的な保有といった長期的視点を持つことで、多少の評価損益の変動に左右されにくくなります。

また、投資信託やETFなどの形でも金に分散投資ができるため、ご自身のリスク許容度に応じた選択肢を検討してみましょう。

まとめ:楽天証券の金投資は評価損益に手数料が含まれているので安心

楽天証券での金の評価損益には、購入時のスプレッド(手数料)も反映されています。評価損益がプラスであれば手数料以上の利益が出ていると判断して問題ありません。

ただし、売却時の価格や税金まで含めた最終的な収支も考慮しながら、冷静な投資判断を行うことが重要です。金は短期売買よりも中長期の安定運用に向いている資産ですので、ご自身の目的と照らし合わせて賢く活用しましょう。

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